これまでにミニスーパーファミコンなどを買って遊んできましたが,あらかじめ内蔵されているもの以外のタイトルもやりたくなってきてしまいました。
「どうにかしてやりたいなぁ。」と思うのですが,一から中古でファミコン本体や当時のソフトを買い集めるのは面倒くさそうです。
仮にそれができたとしても,保存状態はみんな悪いものでしょうから,「買っても動かなかったら嫌だなぁ」と考え,結局何もできないままでした。
しかしそんなとき,1つの動画に出会います。
レトロゲームで芸人さんたちが遊んでいる動画なのですが,なにやら1つの機器に色々なソフトを取り込ませては自由に起動させていました。
昔は「エミュレーター」なんてものが流行りましたが,どうやらそれとは別物で,画像も音声もきれいです。
パソコンも使っていません。
「一体これはどういうことか」と調べていくと,「レトロフリーク」という1つのゲーム機にたどり着いたわけです。
早速買ってきたので,一体どのような使い方ができるのかまとめていこうと思います!
レトロフリークとは
「レトロフリーク」とはサイバーガジェット社が独自に製作したレトロゲームの再生機で,なんと最大で15機種のゲームソフトに対応できるという夢のようなガジェットです(ちなみに上の画像にある犬みたいな子は,「ジャンプくん」という,サイバーガジェット社のイメージキャラクターです)。
残念ながらCD的なもの(PSなど)は再生できないようですが,カセットを使うゲームであれば,大体が再生できます。
具体的には以下のようなものであればOK↓↓
ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイ(カラーやアドバンスも)・メガドライブ・PCエンジン(北米版含む)など
この他,ゲームギアやセガマークIII・SG-1000・Nintendo Entertainment Systemにも対応しますが,その場合は拡張アダプタを購入する必要があります(後でセット内容やオプションについて解説します)。
30歳以上であれば絶対1つ以上あるであろう,思い出補正のたっぷりかかった懐かしのゲームが,レトロフリーク1台ですべてプレイ可能なのは驚きです。
そしてこのレトロフリークがすごいのはそれだけではありません!
- 映像と音声が良くなる
- 古くなったゲームソフトでも問題なし
私的にはこの2つが特に目を惹きました。
実はこのゲームフリークにはHDMIケーブルが付属しています。
つまり液晶テレビでプレイしても高品質な音や画を出力できるということです。
さらに年代物のソフトを買ってきてもリスクが少ないのが決め手となりました。
通常ファミコンなどのカセットにはセーブ用のために電池が入っているのですが,それが切れるとセーブできなくなってしまいます。
また,接続が悪くていつまでも画面が表示されないなんてことはよくありましたが,これについても心配ありません。
最初,レトロフリークにソフトを差し込むと,そのゲームデータを本体にインストールして,ソフト抜きで遊ぶこともできてしまうというのだから完璧ではないですか!
先の動画で,芸人さんたちが色々なゲーム(それもゲームボーイやスーパーファミコンなどの種類を問わない)を次々に呼び出しては遊べていたのは,すでにゲームデータをレトロフリークに取り込んでいたからだったのですね。
なお,法律的には以下のようになっています↓↓
著作権法第三十条
著作物は,個人的にまたは家庭内において使用することを目的とするときは,次に掲げる場合を除き,その使用する者が複製することができる。技術的保護手段の回避を行うことにより可能となるか,またはその結果に障害が生じないようになった複製を,その事実を知りながら行う場合。出典
昔で言うところのコピーガードを解除してはいけないということですね。
こういった技術が搭載されていないカートリッジをそのまま用いて遊ぶこと自体に違法性はありません。
それでは,次章でより詳しい内容についてレビューしていくことにしましょう。
レトロフリークの遊び方
レトロフリークを構成するのは,カセットを挿し込む本体(詳しくはカートリッジアダプターと本体が結合している)とコントローラーの2つ。
それに拡張用のパーツとケーブル類などの付属品が存在します。
ネットの販売ページをみると,色々付属品を変えたセットが売られていますが,1人で楽しむ分には,本体とコントローラー,そして別にソフトを買えばOKです↓↓
これに電源ケーブルと,HDMIケーブルが刺さった状態が本章の最初に載せた画像になります。
オプション品などについては次章でまとめることにして,ここでは遊び方についてみていきましょう!
電源は背面にありますが,ボタンを押すとすぐに起動します。
最初だけ,言語設定やら同意書(違法コピーしませんみたいなもの),そして画面を目いっぱいに広げる設定などがありました。
基本の画面はこんな感じ↓↓
カセットは手で差し込みますが,こんな力を入れて大丈夫かと心配になるほどでしたが,数ヶ月使うとだいぶこなれてきました。
最初ソフトを引き抜くときすごい力を必要としていたのが懐かしい。
また,一番下までガシャっと入れると無反応のことも。
わが家のレトロフリークは,ちょっと左側を上に抜き気味にしてやることでインストールがうまくいきやすいようです。
挿し込みがうまく行くと,自動でインストールされます。
ちなみに,インストールに失敗すると「UnknownGame」となり,このまま取り込んでもうまく再生されません↓↓
本体に慣れるまでは何回も試行錯誤して,うまくいくパターンを見つけてみてくださいね!
また,いくらセーブに電池が要らないとは言っても,カセットを直で再生するのはおすすめしません。
キャラクターがうまく表示されなかったり,途中で止まるなど,動作に不安がありました。
逆に,一度取り込めてしまえば,もうその後は何の問題もありません。
ばんばんソフトを集めては,どんどん取り込んでしまいましょう!
保存先ですが,本体とは別にmicro SDカードを用意してそこを指定することができ,256MGのカード容量でも200本以上のソフトをインストールできました(なんというデータ量の少なさ)。
※microSDカードに保存したデータですが,それを行った機種でのみ動作します。それゆえ他人の家で遊ぶ場合,友達がレトロフリークを持っているからと,microSDカードだけ持っていて相手の機種に差しても動作しないので注意してください。
遊んでみた懐かしのタイトル
ソフト集めはメルカリで。
大体500円~1000円で1本確実に手に入ります(実際はもっと安いものの方が多いです)。
トルネコの大冒険
早速トルネコの大冒険をプレイしてみました!
1階なのにレベル20でドラゴンキラーとシールドを装備しているのはどうしてでしょうか。
もうすでに2時間プレイして全クリしてしまったからです(笑)
「こんな難しいゲームをどうしてそんな簡単に!」
と思うかもしれませんが,このレトロフリーク,クイックセーブすることが可能です。
どこでも好きなタイミングでメニューを呼び出して,「クイックセーブ」を選ぶだけ。
1つの作品につき100スロットまで作成できる上,途中のロードも自由自在で全くストレスがありません↓↓
今は何でもネットで調べられてしまいますが,あえてそれを全部封印してやってみると,違う楽しさに気づくことができるものです。
99階がどうなっているのか,知ることができて大変に感謝しています。
FF5
続けてクリアしたのはFF5です。
最近は7のリメイクで賑わっていましたが,ドット絵でも想像力を働かせれば負けず劣らず楽しむことができます↓↓
メニューから映像フィルターを変更することで,ドット絵なのにきれいになります。
きれいなジャイアンじゃないですが,きれいなドット絵はまた別の魅力がありました。
なお,レトロゲームをやってみると,丁寧な作りでゲームバランスがこれほど良かったのかと驚きます。
「名作」と呼ばれるものは是非レトロフリークでやってみてください。
しかし,当時は「銭投げ」しかしていなかった自分が,「乱れ撃ち・連続魔・ものまね・二刀流・メガフレア」などを駆使して,ラスボスを撃破してしまうんですから,その感動は,現代のゲームでは逆に味わえない楽しさを覚えましたね↓↓
やりたかったけれどやれなかったことを後になってやるのは難しいものです。
例えば昔,告白されたのにどうして付き合わなかったのか悔やんでも,もう当時の日々は戻ってきません。
ですが,ゲームに関してはその夢が叶うのです。
ぜひみなさんも童心に帰って,心行くまま楽しんでみてはいかがでしょうか。
オプション品やセットの紹介
私は2020年3月18日に「コントローラーアダプターセット限定BOX」を買いました(型番CY-RF-B4TH)。
従来のコントローラーアダプターセットはコントローラーが1つしかなく,3人以上の同時対戦では遊べなかったのですが,この限定BOXはコントローラーが2つ,そしてUSBタイプのコントローラーが増やせるハブが付いています。
実際のところコントローラーが2つ欲しかっただけなのですが,この限定BOXはコスパが高くておすすめです↓↓
ちなみにコントローラーは,レトロゲーム機純正のものが使え,そういったものを接続できるようにするのが「レトロフリーク用コントローラーアダプター」。
それ以外に「ギアコンバーター」があり,これを使うことで,さらに対応ゲーム機を増やすことができます。
この他,レトロフリークが開発した標準コントローラーを買い足すこともできますので,必要に応じて増やしていくといいでしょう。
本記事の最後に,以下の動画で復習してください↓↓
まとめ
以上が「レトロフリーク」の紹介と遊び方のレビューになりますが,いかがだったでしょうか。
映像のリアルさを追求したゲームより,初期のレトロゲームの方が優れているところは沢山あるように思います。
たとえ思い出補正がなくても,単純で誰にでもわかりやすく,プレイ時間も短く,気軽に楽しめるというのはレトロゲームの大きな魅力でしょう。
単純だからこそ逆にハマってしまい,最新のゲーム機よりやりこむ時間が多くなってしまう作品もあると思います。
FF5をプレイしていて思いましたが,レトロゲーム機の同時発音数が制限されているがために,BGMもファミコンならではの奏法が生まれたのは音楽の文化的な革命みたいなものでしたし,登場キャラクターの何気ない表情の変化からも,これほど感情移入ができてしまうのかと驚いたことについては先に述べた通りです。
読書でもそうですが,人間の想像力と言うのは,自分が思っていた以上にすごいのだということを再発見しました。
これもレトロフリークのおかげですね!
ネットオークションなどを利用すれば,1つのソフトが数百円で買えてしまいます。
沢山取り込んでおけば,他人が遊びに来た時も大いに役立ちますよ。
この後,桃鉄やぷよぷよ,ボンバーマンを早速注文してクリアしました。
この後はマザー2,桃太郎伝説,ドラえもんギーガーゾンビの逆襲,鬼神降臨伝ONIなどをプレイしてみようと思います。
今回購入のきっかけとなったレトロゲーム動画も是非みてみてください↓↓
ありがとうございました!