クリスマスは毎回何かしらのおもちゃを買っていますが,コロナの影響で満足に実機を見て回れない中で,今年は「ブットバスター」に決めました。
ラジコンというジャンルはまだ開拓していなかったことと,ゲーム機を介さずに対戦ができるという点が決め手でした。
とはいえ,シンプルながらも最新のおもちゃという雰囲気が漂い,動きも快適そうで,楽しさを引き出すギミックもバッチリ積まれているように感じます。
買い足すことで最大4人で同時対戦ができるようになりますし,一昔前ならこういった玩具は男子向けだったのでしょうが,今では鬼滅の刃などに代表されるように,もはや性別に関係なく遊べる時代です。
私は遊びに来る姪っ子たちと楽しむために買いましたが,実際,幼稚園や小学生に通う女の子から還暦を越えた母まで楽しんでくれました。
まずはセット内容やルールを把握することから始めて,実際に遊んでみた様子まで,できるだけ詳しくまとめていきたいと思います。
ブットバスターとは
正式名称は「人機一体ブットバスター」ということで,一見するとロボットのような形をしていますが,よく見ると,頭の部分は人になっていて,パイロットが機械の身体を操るイメージです。
発売元はタカラトミー社で,2021年の6月末に発売されました。
種類は全部で4種類でそれほど多くありませんし,ガンダムやベイブレードなどとは異なり,今後追加されて増えるようなことはないでしょう。
さて,このブットバスターはコントローラーを振ることで動作するラジコンです。
操作は8m先からも行うことができ,乾電池で駆動するため,年月が経ってもバッテリーの劣化を気にせずに遊べるでしょう。
壊れるとしたらコントローラーの方ですが,あまりに熱が入って対戦すると,繋いでいる線が引きちぎれる恐れがありますが,作りは全体的に頑丈そうに見えます。
なお,機体ごとの違いについてですが,特別な攻撃方法が搭載されているなどはありません。
ただ単にカラーリングが異なるだけです↓
- レッド・ドンッバスター
- ブルー・バキッスマッシュ
- ブラック・ズンックラッシャー
- ホワイト・ガンッボンバー
なお,名前の最初に付いているカラーについては,パイロットの色を表していますが,パイロットを違う機体に乗せることもできます。
上の1~3の機体については,後で実機を使ってレビューしているので,そちらも参考にしてください。
また,1と2の機体は「ぶっ飛ばしバトルセット」という名称で,2個セットでしか売られていないことに注意してください(3と4は1台ずつの購入が可能です)。
遊び方についても後で詳しく紹介している関係上,ここでは簡単にまとめておきましょう!
1台のみだと歩行を楽しめる他,ブットバスターならではのパンチアクションを堪能できますが,2台以上揃えることで初めて対戦ができることに注意してください。
もしも相手がいなくても,コンピューターを相手に対戦することが可能なので,最低2台は必要です(最大で4人同時にプレイ可能)。
テレビゲームでもそうですが,この対戦こそが本商品の真髄であり,しかもそれは参加人数が多いほど楽しみも増していきます。
4人いれば2対2のチーム戦もできるでしょう。
ボンバーマンやマリオカートなどで遊んだことがある方は,4人同時にプレイするときと2人だけのときの面白さの違いを想像してみてください。
次章ではセット内容をみていきます。
ブットバスターのイメージを,より確かなものにしていきましょう!
ブットバスターのセット内容
ここでは,1台売りのブラック・ズンックラッシャーを元に説明していきます(機体が変わってもセット内容はほぼ同じです)。
ブットバスターにはコントローラーが付属しているので,精密機器なのかと思いきやかなり頑強な作りでした。
本体の電源を入れず,そのまままるでソフビのように違う機体と直接殴り合わせても,どこかのパーツがもげたりする様子はありません。
対象年齢は6歳以上でSTマークも付いています。
問題が出るとしたら,本体とのペアリング作業のときくらいでしょう。
なお,複数人で遊ぶ際,近くに集めて複数のマシンの電源を入れようとすると,違うマシンが動くこともありました。
リンク作業は1台ずつ行うようにしましょう。
マシンや人形にシールを貼ることもできるので,子どもは嬉しいように思います。
もっとも,あえてシールを貼らないことで,シンプルかつ大人向きな見た目となるため,このまま使ってみてもよいかもしれません。
ちなみに,単4電池を1台あたり5本使いますので,結構な数が必要なことに注意してください。
本体に3本,コントローラーに2本です。
早速,両方にあるスイッチを押してペアリングをしてみましょう!
大変そうに思っていましたが,起動まで数秒でした↓
ブットバスターのペアリングは10秒以内 pic.twitter.com/5d5Aw0QKxN
— さんくす (@thanks_redo) December 23, 2021
結構な音量で迫力もあり,パンチも重そうです。
最後にパイロットを乗せたら,準備は完了となります。
次章では遊び方を紹介していきましょう!
ブットバスターの遊び方
自由に遊ぶ
ペアリングを終了したら,あとは自由に遊ぶことができます(20分操作がないと電源は勝手に切れます)。
右と左のパンチを順番に繰り出すことで歩行することができるので,自由に目標を設定して遊んでください↓
ミカンに近づいて落とす課題 pic.twitter.com/VkF3EzfiIJ
— さんくす (@thanks_redo) December 23, 2021
片方のパンチだけを何度も繰り出せば旋回することも可能です。
ただし,年齢が低い子どもほど,動作の仕組みを理解するのは大変そうに思いました。
とりあえず,コントローラーを正しく握らせ,振り方から学習させましょう。
ところで,コントローラーの右側に「B(バトル)」と書かれたボタンがあるのですが,ここを押すことで4つのモード(チャレンジ・バトル・オートパイロット・バトルロイヤル)で遊ぶことができます。
音による演出や時間の計測や勝利判定機能があるので,実戦の際はこれらを使うようにしましょう。
ボタンを短く押せばバトルモードとなり,長押しすることで残り3つのモードが選択できるようになります。
コントローラーを振ってお好みのものを見つけたら,再度ボタンを押すと「決定」です。
長押し後はモードが切り替わるごとに,今何のモードであるかが読み上げられるので,操作は比較的簡単にできるので安心してください(下にある動画参照)。
ただし,小さい子は意外とボタンを長押ししてしまうことが多く,モード選択のときは長を決めておくべきだと感じています。
チャレンジモード
チャレンジモードはフリーモードに制限時間(30秒)を加えたものです。
3・2・1のカウントダウンがあり,最後には終了の笛の音も流れるので,何らかの競争をする際は,修了試験としてこちらのモードを使いましょう。
障害物を置いて,その間をすり抜けるコースを作ったり,ペットボトルを時間以内に倒すことができるかなどが,説明書の方では紹介されています。
性質上,1人用となってはいますが,課題達成を妨げるべく,他機をフリーモードで乱入させることもでき,アイディア次第で楽しみの幅が広がるのが特徴です。
とはいえ,我が家ではあまり出番はありませんでした。
オートパイロットモード
オートパイロットモードは,1人で対戦を楽しめるモードで,他機を自動操縦にし,自分の機体を後から参加させることで,ある意味,暴走状態になっている機体を破壊するようなミッションに挑むことができます↓
ブットバスターのオートパイロットモードは、暴走機体を止めるイメージ#ブットバスター pic.twitter.com/Rxk6S1lGiN
— さんくす (@thanks_redo) December 23, 2021
右側にある青い機体が自動操縦状態のものです。
突然気が狂ったかのようにパンチを連打する機体ですが,意外や意外,こちらも相手をKOするために近づく必要があるので,冷静に様子を伺っているものの,撃破は簡単ではありません。
タイミングの見極めが問われるでしょう。
なお,制限時間は1分に設定されています。
バトルモード
バトルモードは人間同士の対戦です。
ただし,人数は2人までしか入れないので注意してください。
2体がボタンを短く押し合うことで,即座にバトルをスタートできます。
最も使用頻度が多くなるでしょう。
なお,電池として,今回はEVOLTA NEO(1本100円弱)と安価なもの(1本30円強)を用意して比較してみたのですが,特にパワーに差が出るようなことはありませんでした。
ただし,長持ちする観点でみれば差が出ると思うので,お好みのものをお選びください。
燃費も良好で,安い電池を3日入れっぱなしにしても,動かなくなくなってしまうようなことはありません。
バトルロイヤルモード
バトルロイヤルモードは3~4人で遊ぶ場合に使います。
誰かがまず,本モードを決定し,残りの参加者はボタンを短く押して参加してください。
子ども相手の場合,大人が先導してやってあげるのが良いです。
人数が多くなるだけ,楽しさは倍増していきます。
最後の1人が勝者となるまで勝負は続くので,チャンピオンの称号を目指しましょう。
最初に特定の1人を倒す共闘戦の展開に持っていくか,はたまた,旗色をみては裏切っていくのか,駆け引きも楽しみの1つです。
私は大人なので,子どもたちからすぐに執拗な攻撃に合います。
接待プレーをする際にもハンデがつけやすく,机から相手を叩き落とすこともできるので,独自ルールも設けやすいでしょう。
まとめ
以上,タカラトミーからブットバスターのレビューでした。
頑丈な作りで,割と小回りが利く動きで自由に動かせることからも,遊びの幅は思っていた以上に広かったです。
それこそ,みんながぞろぞろと連なって歩いていったり,「パンチを打った側と逆方向に進む」という動作は,プログラミングの基本的な理解にも繋がるでしょう。
対戦に関しては,シンプルな動きなので誰もが参加しやすく,黒ひげ危機一発のような終わり方は大変にわかりやすく,大人や子どもを問わずに楽しめます。
私的には,武器で攻撃するような機体であったり,やたらとスピードはあるけれど,1発食らったらKOになってしまうもの,はたまた,自分でデコレーションが出来たり,無駄に光り輝くものなど,新たなバリエーションが出るくらいに人気が出てほしいと思いました。
パイロットも1人1人に顔が書かれるなど,ミニ四駆やベイブレードじゃないですが,カスタムパーツ(または練習)によって強さを追い求められるようになれば,ブットバスターの未来も明るいと思います。
ぜひ,悩んでいる方は「お二つ(またはバトルセットを)」購入してみてください↓
最後までお読みいただきありがとうございました。