今回はゾイドワイルドの20作品目となる「ディメパルサー」を紹介していきたいと思います。
遠目から見るとちょうど山のようなシルエットで,大変バランスの取れた形に見えるディメトロドン型のゾイドですが,本能解放すると特長的な背中が違った動きを見せてくれるようです。
どんなアクションをするのか楽しみに,レビューの方,参りましょう!!
ディメパルサーとは
- 機体名:ZW20 ディメパルサー【ディメトロドン種】
- 機体説明:高周波パルスを使った電子戦が得意な中型ゾイド。背中には高性能アンテナとして機能するスペクターフィンという8つの大きなヒレを持つ。本能解放するとスペクターフィンを広げ,高周波パルスを拡散放射。敵ゾイドを攪乱し感電させる。
- 本能解放技名:マッドオクテット
- 発掘地域:ワイルド大陸 鉱山地帯
ワイルドブラスト時の技名ですが,「オクテット」という単語は「8つが1組になったもの」を表すということで,ディメパルサーの背中にある特徴的な8つのヒレを指していることで間違いなさそうです。
ですが,一見しただけではどのような攻撃を仕掛けるのかわかりません。
旧ゾイドのディメトロドンもそうでしたが,こちらも実は背びれを用いた電子戦がメインとなります。
現にディメパルサーは「電撃の参謀」と呼ばれており,背びれは高性能なアンテナとなっていて,あらゆるデータを傍受して解析できるということです。
さらにはマッドオクテットを発動すると,高周波パルスを拡散放射し,敵ゾイドを狂わせて攪乱させることが可能な様子。
他ゾイドが電子機器を使えなくさせた後のことを考えると,自身の機器は頭部にある緑のインシュレーターカウルの効果で無力化されないわけですから,ある意味最強なんじゃないかと思いますが,野生本能むき出しのライガーの前ではきっと手も足もでない展開になってしまうのでしょう(笑)
セット内容
赤く揺らめく光をまとったディメパルサーは,明らかに帝国軍のゾイドです。
セット内容は以下の通り↓↓
- 復元の書
- パックS
- 発掘パックA・B
- メカユニット
中型ゾイドということで,ほどよい量のパーツ群。
毎度のことながら単4電池は別途用意してくださいね。
やや発掘パックBの装甲が少なめな気がしますが,Aのパックはパンパンに詰まっています。
装甲も多ければ多いほどかっこよくなるわけでもないですしね。
それではストップウォッチ片手に作っていきましょう!
なお,今回のディメパルサーの発売が2019年の2月23日ですので,前回のスパイデスやファングタイガーのレビューから約1ヶ月ぶりの組み立てになりますね。
骨格形態復元までの手順
まずは発掘パックB以外のものをみんな開けてしまいましょう。
Zキャップの色に見覚えがあると思ったらラプトールのものと同じでしたね(サイズは違いますが)。
手の平に収まるボディー↓↓
今回のディメパルサーは,背びれにギミックが集中してそうです。
S3の取り付けだけしっかりと確認するようにしてくださいね。
前足と後足ですが,指同士の間隔に注目です。
後足の方が全指開いてます!
このままだとカエルっぽい,何やらいろいろと応用が利きそうなフォルムになりました↓↓
こういうふうに途中経過が楽しいのもゾイドの魅力です!
今回重宝したのは「横から見た図」。
他にも「裏返す」・「元に戻す」・「かたちチェック」には注意しましょう。
さぁいよいよ,「オクテット」の取り付けです!
まだこの段階では,ただのトカゲ的な爬虫類ですが,背びれが付くと立体的に!
同時にこれにて骨格形態の復元が完了です。
かかった時間は11分8秒と,思ったよりサクサク作れました。
尻尾の先がビームになっているのですが,子供時代はここにカッコよさを感じていたのを思い出しましたよ。
ここで一度動作確認をしますが,ずいぶんかわいらしい動きです。
尻尾をフリフリ,口をパクパク進みます(笑)
完全形態復元までの手順
かわいい動きに見とれてしまい5分くらい経ってしまいましたが,気を取り直してアーマーの方,装着していきましょう!
厳選された(?)6つのパーツ類。
今回は意外と取り付け位置がわかりにくいパーツが多く,正しく組み立てられたときに「おおーっ」となりました。
アイパーツの取付は慣れたもんです。
ゾイドワイルドになって,よりコンパクトにそして高性能になりましたが,この完全形態の復元が完了した姿からもそのことが感じられます。
ほんとスリムで優等生なイメージです。
個人的には装甲を赤にして,フォルムとしてはもう少し武骨な凶悪さをプラスしてもらえたらと思いましたが,それだと旧ゾイドのディメトロドンそっくりなイメージになってしまいますね(笑)
完全形態の復元までかかった時間は13分41秒ということで,開封から完成まで,見とれている時間も含めれば大体30分が必要といったところでしょうか。
さて,お待たせいたしました。
いよいよ本能解放です!
背びれを開いて緑色パルスチューナーまでも前方に動かしたら,スイッチオン!!
ばばばば,ばばばば
こっ,これはなんでしょう。
思った以上に速く動くぞ,このフィン!
最初に湧き出た感情は「コミカル」でした(笑)
機械で処理している感といいますか,規則正しくコントロールされた動きがメカっぽくて,私は非常に気に入りましたよ,この動き。
前からみた顔立ちも格好良く,これは子供にウケると思いますよ。
ZW14のステゴゼーゲの横にいると落ち着きますね。
ステゴゼーゲのヒレはチェーンソーのように斬りつける攻撃なので,同じヒレでも役割は全然違いますが。
まとめ
以上,ゾイドワイルドから20作目となるディメパルサーのレビューとなります。
やや帝国軍らしからぬ優等生的な見た目のゾイドで,動きは尻尾フリフリ,口パクパクの背中パタパタと3拍子が揃った,大変スマートな電子系ゾイドでした。
組み立て手順自体も,やや注意を要する骨格形態までの組み立てであったり,アーマーの取付位置がやや工夫してあったりと,これまでにないパターンが多く見受けられ,作り甲斐のあるゾイドでもあります。
本能解放の動きは私の目からはコミカルで愛らしく映りましたが,子ども目線では格好良さの感じられるウケのよいゾイドになっている気がしますね。
是非1つお求めになってみてはいかがでしょう↓↓
最後までお読みいただき,ありがとうございました!