今回はゾイドワイルドZEROより『バズートル』のレビューをしていきたいと思います。
帝国軍が開発した後方支援に適したゾイドということで,高いディフェンス力はもちろんのこと,マシンブラストするとあらゆる武装が敵を向くのはたいへんな脅威です。
ゾイドワイルドストーリーにある開発秘話も参考に,同種ゾイドとの比較しながらバズートルの魅力に迫りましょう!
機体紹介
名称:ZW28 バズートル【ワニガメ種】
発売日:2019年8月24日
定価:3500円+税
兵器解放技名:全弾発射(アヴァランチファイア)
発掘地域:大陸北東部湿原地帯
機体説明:後方援護射撃を得意とするワニガメ種の中型ゾイド。廃部にある大口径のA-Z680口径バズーカ砲をはじめ5種類の武器を駆使した射撃が可能。より多くの武器やアーマーの装備を優先し重量が増したため,移動スピードは比較的遅い。
これまでのカメ型ゾイドといえば,ゾイドワイルド1期のガノンタスがいます。
ですがより詳しい分類はプロガノケリス種であり,リクガメに似て草食性のカメです。
アニメでの活躍をみても,攻撃が得意というより知能担当で,いざというときには後方からバズーカを打ち込む感じでしたね。
ですが,今回のバズートルは違います。
ワニガメ種はいわゆるカミツキガメの一種で,攻撃性もより高く肉食性です。
そのせいでしょうか,機体説明からもわかるようにかなりの数の武装を積んでおり,攻撃と防御どちらもできる隙が無い機体といえるでしょう。
パッケージ裏に載っているゾイドワイルドストーリーによれば,同じ帝国軍のキャノンブルがビーストライガーに撃破されたことをきっかけに開発されたそうです。
カメ型ゾイドは接近戦が苦手な傾向にありますが,キャノンブルと共に出撃することでお互いが弱点をしっかりとカバーし合い,強力な砲撃部隊が完成します。
一度にタイプの違う2つの敵を相手にするのは即敗北につながりますので,さすがのビーストライガーであってもこれには手を焼くことでしょう。
バズートルとガノンタスの比較
ガノンタスと違うところとしては,骨格形態のカラーリングがブラックになっていることと,アーマーの形状と色合いが異なること,そして右下に見えているような武装が付属していることでしょう。
なお,最初に組み立てることになるバズーカ砲についても,なにやら武装らしいものが乗っかっており,似ていますが厳密には同じではありません。
今回の組み立てにおいて,このバズーカ砲の作成が特に難しいように感じましたね↓↓
とにかく,横から取り付けるパーツが多かったです。
もっとも,ここまで組み立てられてしまえば残すところは簡単なのですが。
骨格形態を比較すると,ほとんど違いはありません。
左側がガノンタスのもので,右側がバズートルの骨格形態です。
しかしこれに武装を取り付けていくにつれ,徐々に風貌は異なってきます!
そして出来上がった完全形態がこちら↓↓
バズートル特有のトゲトゲ感よ!
丸っこいガノンタスと並べると,横にも縦にもこんなにボリュームが違います!!
ですが,まだこれはバズートルの真の姿ではありません。
それを知るために,兵器解放したときの姿を見てみましょう!
世界よ,これがバズートルだ!
5本すべての武装が前を向き,A-Z680口径バズーカ砲はこんなにも長くなります。
前から見るとこんなにもボリューミーで,ガノンタスとは見た目がこれだけの違いとなって表れるほどです↓↓
実に2期らしさを感じさせてくれる1体ですよね!
アニメではシェル軍曹が乗り込みます。
まとめ
以上,ゾイドワイルドの2期から,シリーズ28作目となる『バズートル』のレビューでした。
作りとしてはバズーカ砲の部分が難しく,Z-Oバイザーのせいで口が開きにくくなってしまったのが残念ですが,その他は満足のいく帝国軍のゾイドです!
キャノンブルの後方支援目的で生みだされたこともあり,そのマシンブラストした姿は,「兵器」がテーマのゾイドワイルドZEROに相応しい『歩く要塞』のような見た目に仕上がっていましたね。
特に長く前に伸びたバズーカ砲はインパクトが強く,ガノンタスとは爪の鋭さや装甲においても別物になっていたことがわかっていただけたかと思います。
是非,キャノンブルと一緒に揃えてあげてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。