今回はゾイドワイルドZEROに登場する帝国軍のゾイドから,まさに「兵器」と形容するにふさわしい姿形をした「キャノンブル」をレビューしてみたいと思います!
前回レビューしたビーストライガーと同時に発売された本機体ですが,どのような見た目で組み上がってくるのでしょうか。
キャノンブルとは
- 名称:ZW26 キャノンブル【バッファロー種】
- 発売:2019年7月27日
- 通り名:猛撃の重戦車
- 兵器解放技名:9連装徹甲弾(ナインバーストキャノン)
- 発掘地域:大陸北東部草原地帯
- 機体説明:中距離砲撃用に改造されたバッファロー種の中型ゾイド。野生のブルは敵に突進して超硬角を突き刺しシュレッドテイルで背後の敵を切り刻む接近戦を得意としていた。スピードはそれほどないが,頑丈な四肢と蹄を持ち,重い兵器や装甲の装着にも耐えられる丈夫さを持ち合わせている為,中距離砲撃兵器として改造された。兵器解放するとブレットシールドを展開し,中から9連キャノン砲が出現。左右,中央のそれぞれの砲口から3連ずつ同時に砲弾を発射し,多数の敵を一網打尽にする(引用:タカラトミー)
機体説明やパッケージ裏のゾイドワイルドストーリーを読むにつれ,少しずつゾイドZEROの世界観がわかってきましたが,このキャノンブルは帝国軍に殺戮マシーンとして運用されているゾイドの1つです。
本来,野生のゾイドというのは原始的な近接戦で闘うのが普通のところを,帝国軍によって鹵獲され改造を施されると中~遠距離戦が可能な兵器として生まれ変わります。
顔にZ-O(ゼットオー)バイザーを取り付けられ視界が抑制されているところから,兵器として使われていることが伺えるのですが,これによりゾイドを人的に操作することが可能になるとのことです。
このキャノンブルでとにかく特徴的なのは,何といっても背中についている巨大兵器「9連キャノン砲」でしょう。
普段は蓋が閉まっていますが,兵器解放することで中から砲頭が飛び出してくると,一瞬で凶悪な様相を呈してきます。
ライダーが搭乗する場所もまさにこの裏で,戦闘時はブレッドシールドが前からの被弾を防いでくれる仕様です。
ゾイドワイルドZEROのアニメでは帝国軍のリュック隊長が搭乗します↓↓
見た目がギザギザしていなかったので,最初は仲間のゾイドかと思ったのですが,とんでもなかったですね。
アニメのメインとなる1枚にもこのブルは写っていますので,意外と登場機会は多めなのでしょうか。
ゾイドワイルドの無印では砲撃といえばガノンタスの亀光砲くらいでしたが,今回のZEROではかなりの砲撃戦が見られそうです。
商品のセット内容と組み立て時の様子
パッケージはこのような感じで,旧ゾイドのディバイソンが思い出されるイラストです。
開封すると,中から毎度おなじみの発掘パックABとSパック,さらにはメカユニットと復元の書が出てきますが,その中でひと際存在感を放っていたのが,写真左下に写るMB(マシンブラスト)ユニットでした↓↓
以下は本記事のタイトルにもなっている「9連キャノン砲」で,複雑な仕組みを持った大きなカラクリ箱のような見た目をしています↓↓
スキマからは電極がわずかに顔を覗かせますが,なんというボリュームでしょう!
中型ゾイドということで単4乾電池が別途1本必要ですが,全体的に渋い色合いなのが地味に目を引きます。
とはいえ,アーマーの濃い緑とキャップの抹茶色からはわずかに色分けしてあり,デザイナーのセンスを感じ取れますし,バイザーの下には銀色の目がちゃんとあることで野生本来のブルもしっかり感じとれる作りになっているのも高評価です!
それでは次章で実際に組み立てていきましょう。
キャノンブルの組み立て
組み立てサポート動画もしっかり用意されているので,不安な方は確認しながら作ると良いです。
私は前回のビーストライガーの時に懲りたので,おとなしく復元の書を見ながら作ることにします。
今回は一度に全部出してみました↓↓
パーツ数はこれだけ。
真ん中の大きな角が目立つほか,右下のバイザーの赤は別に着色されています。
兵器としての色合いが強い今作では,武器パーツによるオリジナルカスタマイズが遊び方の幅を広げると思うのですが,このキャノンブルをみると,後から取り付けられる武器パーツのようなものは入っていないようです。
とはいえ兵器感が随所に出ているのは事実。
今回の脚パーツでは,前足と後足が共通であるものの,脛の形自体ががなかなかに複雑で,ちょっと戸惑ってしまうかもしれません↓↓
他にも前後左右しっかり確認して組み立てたパーツがいくつかありました。
もちろん,このくらいのボリュームであれば,組み立てが難しければ難しいほど作り甲斐も増すというですので今後も凝った作りを期待したいですね。
ちなみに対象年齢は6才以上となっております。
特徴的な角を取り付けたら,キャノンブルの骨格形態復元が完了です!
パッケージからはだいぶボリューミーな印象を受けましたが,この状態ではまだスリムに見えますよね。
試しに動かしてみましたが,『ひとの良い牛さん』という感じです。
滑らかにスイスイ動きます。
続けて装甲を取り付け兵器化していきましょう!
装甲パーツは肉抜きパーツが目立ちます。
手が込んでいる感じがしてカッコいいですね!
そして,これがバイザーを取り付けられる前のキャノンブルの素顔だ!!
この後すぐにバイザーで目を隠してしまうので,ここでしっかり堪能しておいてください(笑)
完全形態の復元が完了です↓↓
うん,このゾイドも見た目が良い!
背中の兵器がボリューム感を出すのに大きく貢献していますよね↓↓
ライダーは守られた位置からゾイドを操ります。
色合いも戦車っぽいです。
兵器解放(マシンブラスト)前の様子はこちら↓↓
このカバーを上にスライドさせて後ろに倒すと,ブレットシールドとなります↓↓
そして真の姿がお目見えする,そんな仕様です↓↓
まとめ
以上,ゾイドワイルドZEROよりキャノンブルのレビューでした。
9連キャノン砲が特徴的な中距離戦に強そうなゾイドであると同時に,バイザー下の銀色の眼からは帝国軍に無理やり兵器化されたセンシティブな一面を感じさせてくれる象徴的なゾイドでもあったと思います。
ちなみにパッケージ裏や復元の書にはこれ見よがしに改造用の追加パーツが描かれていることを鑑みると,今後ミサイルポッドや対空砲といった追加武装の正式販売はありますよね?
追記:実際に発売されました↓↓
ところで今回,タカラトミーの公式通販で購入したにもかかわらず,公式改造武器パーツセットが同梱されていなかったのがショックでしたね。
とはいえ,キャノンブル自体は良い出来でしたので,アニメの開始前にあれこれ想像しながら楽しみに待つことができました。
みなさんも手に入れてみてください↓↓
最後までお読みいただいた方,ありがとうございました!