タカラトミーから2018年11月10日に発売になった「覚醒」ワイルドライガーですが,前にレビューした通常版のワイルドライガーと比べてどのような違いがあるのか見てみましょう!
今回の記事をお読みいただくことで,どちらを買えばよいか迷っている方は,「覚醒版の方が多くの点で優れている」ことがわかっていただけるかと思います。
セット内容
こちらが覚醒ワイルドライガーのパッケージとなり,爪と背中のクローを中心にただならぬ雰囲気を感じます。
このパッケージと比較してしまうと,通常版のライガーのそれは「量産型的」な印象を受けてしまうほどです。
ゴジュラスのMK-IIが出た時みたいな感じでしょうか,やはり覚醒した姿は一味違いますね。
とはいえ,中を開けてみると復元の書とグラフィティーラベル(シール)は通常ワイルドライガーのときと全く同じものが入っています。
ろくに調べずに買ったので,最初は,
「全く同じなの?え,どうしよう?」
と正直思いました。
ですが,よく見ると,多くの部分に違いがあることがわかってきます。
その違いとはずばり,
- カラーリング
- メカユニットの性能
- スペシャルブックが付属
です。
より具体的に見ていきましょう!
まずはメカユニットを見てください↓↓
右上のモーターですね。
外装のカラーリングが黒から真紅に変わってるのが明らかですが,実はそれだけではありません。
モーターの性能が大きくパワーアップしているので,通常版に比べて移動速度は1.2倍になりワイルドブラストの迫力も増しています。
電池は単4電池を同じように使用するにもかかわらず,やはり15作目にもなると,技術の改善も進むのでしょう。
ゾイドは動かしてなんぼですからね。
そのときの動作が力強く,そして素早くなったということは,ゾイドとしての魅力が増したということになります。
次にパッケージで大迫力で描かれていた爪と牙をみてみますと,ゴールド色に塗装され,豪華さが増しています↓↓
特にタテガミクローはなんと金メッキ仕様でピッカピカ!
これは子どももテンション上がること間違いなしですよ。
古くはガチャガチャのガンダム消しゴムに入っていた金メッキパーツであったり,コロコロで昔から読者プレゼントで恒例だったミニ四駆の限定メッキ仕様など,喉から手が出るほど手に入れたかったものだったことを思い出しました。
ここまで全く気づいていなかったのですが,外装の白いパーツもよくみると艶消し仕様になっています。
分かり辛いかもしれませんが,通常版のホワイトに対してメタリックな輝きが!
さらには青い外装パーツも,より色濃くなっていました(これらにつきましては,後の比較画像にてご確認ください)。
もうこれだけで,特別感が感じられますよね!
「ダメ押し」として,34ページからなるスペシャルブックまで付いてきます↓↓
こういった冊子でイメージが膨らんでますますゾイドが好きになり,そしてより格好良く見えてくるはずです。
完成形のレビュー
それでは早速作ってみましょう!
細かい作り方に関しては,以前のZW01ワイルドライガーのレビュー記事の方で触れていますので,完成形だけお見せします。
全部で15分39秒で完成しましたが,その様子がこちら↓↓
前回より10分近く早く作れたのは,私の技術が成長している証ですね。
大人目には,通常版よりも高級感が増しています。
子ども的には,よりカッコいいと思うことでしょう!
何と言っても金ピカですしね。
タテガミクローを突き出したらこうなります!
パールホワイトのやわらかい色合いも感じ取れるのではないでしょうか。
私はこの構図で旧ゾイドのガンブラスターを思い出しましたよ。
それではノーマルのワイルドライガーと比較してみましょう!
どっちが覚醒版かわかりますね?
正解は右側です。
並べて動かしてみると,とにかくモーターの性能が段違いに上がっていてまさにスピードスターといった感じ!
とにかく動きが俊敏で感動しました!
30cm走らせただけでもこれだけ距離に差が出ますし,通常版は動きがもっさりしているように感じてしまいます↓↓
これは強そうです!
仕上げにゾイドワイルドのアプリでパチリ。
ワイルドライガーのカスタマイズ
今回は墨入れにも挑戦してみました!
以前購入した際,特典としてもらった青いZキャップもありましたので,この2つを用いてカスタマイズに挑戦してみたいと思います。
なお,墨入れはガンダムマーカーを使って行いました。
はみ出してしまっても,アルコールを綿棒に付けてふき取ればキレイに取れます。
時間としては10分位でしたが,ぬりえ感覚で楽しく出来ました↓↓
もう完全に別物ですね!
共和国軍っぽくなっています(笑)
メカユニットとの色の関係上,赤いキャップでも似合うのですが,青いキャップもそれはそれで良いものです。
ああ,かっこいい。
アニメでの覚醒ライガー(ネタバレ注意)
アラシの怒りのボルテージが最高潮に達したとき,ワイルドブラストにさらなる進化が起こります。
「キングオブクロースパイラル」が必殺技であることに変わりはないのですが,速度と攻撃力にブーストがかかるため,破壊力が増しています。
アニメ版のゾイドワイルドでは,20話と50話において覚醒ライガーの勇姿を拝むことができますが,その相手となるのはもちろん最狂のデスレックス。
20話ではまだアラシの技量が及ばず,このライガーの力を引き出しきれませんでしたが,虫仙人のもとで修行を積んだ甲斐もあって,最終話においてはそのボディーは透き通り,もはや神の領域に入ったかのような強さを発揮しましたね↓↓
もちろんそれでもデスレックスを圧倒するまでには至りませんでしたが,最後ギャラガーとの思いの差がこの一撃を与えました!
「また会おうぜ!」
TV放送はこれで終了となりましたが,DVDでいつでも全話高画質で観られますので,見逃した方は是非購入してみてください↓↓
まとめ
以上,ゾイドワイルドのムービングキットとしては15作目の覚醒版ワイルドライガーのレビューでした。
今回の覚醒版を出すにあたって,今までで一番新しい技術を使って,ワイルドライガーを作ったらどうなるのかといったコンセプトが,メーカーさんの方にあったようです。
それに見合う工夫がキット全体の各所に見られ,大変満足度の高いものとなっていました。
今回から小袋自体にもAやBの文字が入るようになりましたし,まだまだ気づいていない部分にも改良はされているのでしょう。
こういうちょっとした配慮がモノづくりに大切なものが何か教えてくれます。
まさに職人魂ですね!
これからワイルドライガーを買うという方はもちろん,すでに1作目を持っている方にも,この新しい覚醒版はおすすめです。
値段差としては1000円ちょっとありますが,それに見合う価値は大いにありますよ!
ただ,2020年になり,販売価格は高騰してしまいました↓↓
ゾイドワイルドZEROが全盛の時期でも私は見える位置に飾っていました。
やはり出来映えはピカイチです。
最後までお読みいただき,ありがとうございました。