焼肉で普段頼むロースやカルビなどのメニューですが,牛さんの一体どこの部分を食べているのかご存知の方はどれだけいらっしゃるでしょうか。
今回はそんな焼肉の部位に対する理解を深めて,より料理を楽しめるようになるおすすめ玩具のご紹介です。
その名も『一頭買い!!特選焼肉パズル』。
肉だけでなく,ホルモンの部位までしっかり覚えられるとのことですので,期待しながらレビューしていきましょう!
焼肉パズルのパッケージ
ほぼ実寸の牛さんの絵が描かれていますが,よく目を凝らすと何やら理科室にある人体模型のようにも見えます。
メガハウスさんが発売しているこの焼肉パズルは,肉パーツとホルモンパーツなど全37パーツからなり,それらを牛さんの体内にはめ込んで作り上げていくことで,普段食べている焼肉メニューが実際どの位置から取られたものなのか学べてしまうという代物です。
セット内容については,パッケージ裏に詳しく載っています↓↓
角や頭蓋骨,それに肋骨はご愛敬。
加えて頭や身体,脚や尻尾もサブ的なものです。
実際はその他の肉パーツとホルモンパーツが本体だと言えるでしょう。
一つ一つに部位名が彫り込まれています。
お皿を模した台座シートは裏側が簡単な取扱説明書のようになっており,骨シートはパズルの組み立ての際に使います↓↓
焼肉パズルの遊び方
対象年齢6歳以上の焼肉パズルですから,もちろん簡単に遊べます。
組み立ての流れとしては,
- ホルモンパーツ(12パーツ)を組む
- 骨シートをはさむ
- 肉パーツ(14パーツ)を完成させる
- 頭や足,さらには角やろっ骨などを取り付けて完成!
と,ざっと4ステップ。
これから実際にパズルの方組み立てていきますが,自分で買ってこれからやられる方につきましては,最初は見ないでやる方が面白いと思うので,レビューはここまででいったん終了です。
ネタバレ上等という方のために早速,ホルモンパーツから組み立てていきましょう!
お皿にこのようにホルモンパーツだけ載せれば,用意の方は完璧です(ツラミとタンはここでは使いません)。
最初のステップだからでしょうか,牛さんの身体の中に区切り線が見えるので,それをヒントに取り組めばそこまで苦労せずに組み立てられます!
ハチノス・センマイ・ギアラの3人衆さえ正しくクリアできればOK。
「ハツって本当にハートの形をしているんだぁ」
なんて楽しめるよう相手がいたなら,こっちまで嬉しくなります。
そんなホルモンパーツの完成形がこちら↓↓
完成したら上に骨シートを挟んで,最高難度を誇る肉パーツの組み立てに参りましょう。
先ほどのホルモンと異なり,仕切りなどのヒントはありません。
途中,「全然わからない・・・答えを見よう」と思ったりもしましたが,悩むのもパズルの醍醐味ですし,何より,部位名についてより深く考えることになるので暗記が捗ります!
もちろん頑張って完成させられた時の感動はひとしおでした!!
最後,残しておいた各種骨パーツであったり,カシラやスネ,そしてネック・ツラミ・タンの部位パーツをはめ込んだら完成です!
かなりがっしりとした出来です。
初回遊ぶ際は結構はめ込むのに力が必要になるかもしれません。
なお,余談ですが,赤い部分は手で温めると色が変わり,実際に焼いた感じの色に近づきます。
子どもと遊ぶ時はおままごとに使えますね!
左2つのパーツだけ,指で温めて色が変わっています。
肉パーツの理解を深めよう!
最後に焼肉パズルに出てきた部位について理解を深めて〆ましょう!
まずは肉パーツからです。
- 肩ロースは風味がよく,きめ細かなうまみがあります。薄切りにして焼肉,すき焼きにするにも最適です。
- リブロースは柔らかく脂があって濃厚。ステーキ,すき焼き,しゃぶしゃぶ用に。
- ヒレはとても柔らかく,1頭の牛から3%しか取れません。いきなりステーキ行きたいです。
- サーロインは霜降りが多くやわらかいです。あまりに美味しいのでサー(Sir)の称号を受けたのが名前の由来。
- ランプやイチボは腰からお尻にかけての赤身の部位。ランプはユッケにも使われますし,イチボは弾力があってまさに肉といった噛み応えのある希少部位です。
- ソトモモは赤身でウチモモよりは硬め。シチューやカレーの煮込みでよく使います。
- ウチモモは低脂肪の赤身でカツやローストビーフなどにどうぞ。
- カルビはあばら骨近くの部位。脂のうまみがあって濃厚。
- サンカクバラは特上カルビに使用されることが多い部位で,バラ肉の旨味が味わえます。
次はホルモンですが,
- レバーは肝臓ですね。ビタミンAや鉄分を含むので栄養的に良いです。
- フワ(左下)は肺で,天ぷらにもできるそうですが,あまり店では見ませんね。
- ハラミは横隔膜の筋肉。赤身のような触感ですが,それゆえホルモンに分類されるんですね。
- ハツは心臓で,触感はコリコリしています。旨味もあるのが不思議です。
- ミノは1つ目の胃袋のことで,純白に近い色をしてます。切り開くと蓑傘に似ているのが名前の由来で,臭みが少なく焼肉はもちろん刺身にされることも。
- ハチノスは第2胃。ハチの巣に似ているのが名前の由来です。あっさりしていて食べやすい。
- センマイは3番目の胃です。触感が独特で,鉄分や亜鉛の含有量が多いです。
- ギアラが4番胃。しっかりやいて脂を落としましょう。生に近い状態だと硬すぎます!
- マルチョウは小腸の部位で,シマチョウと比べると柔らかくて食べやすいです。私は大好きですね。
- シマチョウは大腸にあたります。一般的にホルモンと言えばこのシマチョウを意味することも多いとか。
その他,まとめられるだけまとめますと,
- スネもじっくり煮込むと濃い味が出て煮込み料理やスープ,ひき肉にも使われます。
- タンは舌ですね。根本の方が柔らかくなる傾向にあります。
- ツラミは頬肉で,カシラの上物の1つ。濃厚な味わいと歯ごたえがあります。
- テールは尻尾ですが,煮込むとゼラチン状になります。
まとめ
以上,メガハウス社から特選焼肉パズルのレビューでした。
Amazonランキングで上位を占めていたので気になって買ってみましたが,組んで楽しく,学べて役立つ良いおもちゃだったように思います。
たかだか10分位で完成させられるパズルですが,部位の提供の仕方を工夫すればもっと難易度をアップさせられるはずです。
今度焼肉屋でバイトしている子にやらせてみるときは,ホルモンと肉パーツをごちゃまぜにしてやってもらおうと思います。
折角焼肉を食べているのに,どこら辺の部位を食べているのかイメージできないと,牛さんにも申し訳が立たないかもしれません。
一生に一度は組み立ててみることをおすすめします!
最近はニワトリや豚,マグロやズワイガニもあるようです。
最後までお読みいただきありがとうございました!