前回のワイルドライガーのレビューに続けて,今回はライバル機である「ギルラプター」のレビューをしてみることにしましょう!
ゾイドワイルドシリーズではパーツをランナーから切り離す必要がないので,中型サイズのゾイドですら,実際思っていたよりもだいぶ短い時点で組み立てができます。
精神的な負担が少ない上に,格好良いワイルドライガーを組み立ててしまったことで,「すぐにでも隣にギルラプターを並べたい!」という気持ちになってしまったら,急ぎ足で作らない理由は1つもないでしょう。
ギルラプターとは
基本データ
名称:ギルラプター【ディノニクス種】
機体説明:バネ性能に優れた脚と,背中のジェットブースターによる高速移動を得意とする中型ゾイド。脚の大きな鉤爪と,本能解放して出現する第3の鉤爪「ウイングショーテル」で敵ゾイドを切り刻む。
本能解放技名:瞬撃殺
発掘地域:ワイルド大陸鉱山地帯
ゾイドワイルドの世界ではデスメタル帝国軍が圧倒的な支配者となっていて,それに対抗するいくつかの小組織が一丸となって戦いを挑む構図になっています。
今回のギルラプターとワイルドライガーは,ZOIDS(無印)におけるレイブンとバン的な関係になっていると言えばわかりやすいでしょうか。
パッケージを並べてみると,この2機が敵対関係にあることが明らかです(もっとも,ギルラプターに限らず,デスメタル帝国軍のゾイドはパッケージで右を向いているのですが)↓
帝国軍カラーの赤黒が,共和国軍っぽい(実際はフリーダム団)の青や白と対照的で,色の面でもこれまでのゾイドらしい分別がなされていますね。
ゾイドワイルドではそれぞれに通り名が付けられていて,ギルラプターのそれは「疾風の竜爪(りゅうそう)」でした。
実は,デスメタル帝国の中でも最速を誇るゾイドということで,まさにワイルドライガーと壮絶なスピードバトルが繰り広げられることを想像してわくわくしてきました。
ところで,2022年と2023年の恐竜博では特別カラーの「ギルラプターレアボーン」が発売されていて,そちらはパッケージで左を向いています↓
今ではどちらのギルラプターも廃番になっているので,購入したい方は駿河屋で中古が入荷されるのを待ってみてください↓
ギルラプターのセット内容
ギルラプターのセット内容は,以下の通りです↓
- 復元の書(取説)
- パックS
- 発掘パックA
- 発掘パックB
- メカユニット
ワイルドライガーには,上記以外にワイルドブラストユニットがありましたが,それ以外はほぼ同じセット内容です。
必殺技のウイングショーテルがどのように可動するのか,作る前の段階から楽しみでなりません。
組み立てに必要な工程をみても,ワイルドライガーが26手に対して,ギルラプターは28手で完成とほとんど同じなので,こちらも20分程度あれば組み立てられそうです。
なお,ワイルドライガーを組み立てる際に言い忘れていましたが,単4アルカリ電池が別に必要となることに注意してください。
さらに言うと,電池をメカユニットに入れるために小さなプラスドライバーが必要となるので,これまた手元に用意しておきましょう。
用意が揃ったら,早速組み立て(復元)開始です!
ギルラプターの組み立て手順
ゾイドワイルドでは,すべてのゾイドにおいて組み立て動画が用意されています。
内容は詳しく,寄せられたコメントは機体愛に満ちているので,大変素晴らしい試みですね。
私も,自分らしい解説ができるよう心がけていこうと思います。
まずはSパックとAパックの袋を開けて(発掘して),なんとなく分けて置いておきましょう!
Aパック自体に3袋が入っていましたが,全部一気に開けてしまって構いません。
全体的に,ワイルドライガーよりも細かく鋭いパーツが多いですが,数的には少ない印象です↓
通り名にもあった鉤爪ですから,これは強いはず(確信)!
「どこにはまるんだろう?」と多少適当に押し込んだパーツもありましたが,組み立てで特に難しいところはありませんでした。
昔ゾイドを作ったときの勘を頼りに,無事に骨格形態まで復元完了です↓
勝手がわかっているからでしょう。
ここまででたったの「9分12秒」しかかかっていません。
しかし,この時点でもうすでに見た目がすごく凶悪です。
ここに採掘パックBの赤い装甲を加えていきます↓
24番のB9のパーツがちゃんとハマっているのか不安だったのと,特に25番では,目を入れるのに少し苦労しました。
ここは要説明書チェックです↓
目に関しては,グァーっと口を最大限開いたときに,装甲に隠れてしまうのがちょっと残念でしたが,さすがの新型ゾイド!
スタイリッシュでカッコいいです。
トータルで17分30秒でスピード完成となりました↓
こんだけ恐竜っぽかったら,子どもは嬉しいでしょう。
堅牢な作りで,パーツが簡単には外れないところも評価できます。
まとめ
以上,ZW02ギルラプターのレビューでした。
ワイルドライガーのライバル機らしい凶悪な顔つきと帝国軍に相応しいカラーリングが印象に残る,大変強そうなゾイドでした。
組み立てはワイルドライガーよりも簡単だったものの,鋭いパーツが多くて私は満足です(これもまた帝国軍のゾイドの特徴だったりします)。
当時は,復元の書にQRコードが付いていて,それをゾイドワイルドのアプリで読み取ると上の写真だったり,下のような写真だったりが簡単に撮れました↓
言われなければ,まさかこれが家の机だとは思うまい。
そして,ギルラプターはワイルドライガーと一緒に並べてこそ美しい!
まるでCMさながらの写真が撮れました。
ちなみに,このギルラプターのキャップの色は従来のゾイドでもあまり目にしないものなので,大人の方だと違和感がある方も出てくるかもしれません。
そこで私は,当時やっていたキャンペーンでもらった「デスメタルブラックキャップ」を代わりにはめてみたのですが,このように別の顔を見せてくれました↓
これに墨入れやデカール貼りなどを行なえば,大人でも十分に鑑賞に足るギルラプターのできあがりです。
キャップはタカラトミーの公式サイトなどで2000円以上のゾイドを買うことで,特典としてもらえましたが,こちらも駿河屋の方で中古品が今でも狙えます↓
ギルラプターの色違いである指揮官機もレビューしたので,興味のある方は以下の記事をお読みください↓
最後までお読みいただき,ありがとうございました!