今回ですが,「番犬ガオガオ」のレビューをしていきたいと思います。
名前に馴染みはない方でも,「骨を取ると犬が吠えるゲーム」だと言えばわかるでしょう。
歯を押すと噛んでくるワニと並んで,パーティーゲームの定番です。
ただし,こちらは電池を使用する分,より多くの気合を入れて臨む必要があります。
早速,その特別感を味わっていきましょう!
番犬ガオガオとは
類似品も含めるといくつかのバリエーションがありますが,今回レビューするものはメガハウス社の「もーっとドキドキ!!番犬ガオガオ‐ネコの手Mix-」です。
遊び方の詳細については次章でまとめているものの,ここで簡単に言うと,ガオガオに気づかれないようにエサを取っていき,吠えられた人が負けとなります。
対象年齢は6歳以上となっていますが,驚かされる系のゲームということで,子どもはもちろん,大人の私でも「怖いなぁ,やりたくないなぁ」と感じることもあり,遊び相手を大きく選ぶおもちゃだと言えるでしょう。
普段,風船が割れるのを怖がるような子どもであったり,怖いのが苦手な女の子だったりすると,決まってやりたがらないと思われます。
なお,ルールを工夫すれば1人でも遊べなくもないですが,基本的には対戦ゲームであるため,遊ぶには2~4人が必要です。
メーカーによるとプレイ時間は5分に設定されていますが,臆病な人が多く集まるほどプレイ時間は増える傾向にあり,10分を超えることもたびたびあります。
1つ言えるのは,急いでやるようなゲームではないということです。
本章の最後にセット内容についてまとめておきましょう↓
- エサ皿
- ガオガオ
- ピンセット
- エサ(骨・焼き魚など):43本
- ドキドキカード:24枚
- 取り扱い説明書
この他,単3電池が3本必要です。
エサ箱には音の出るスピーカーが付いている他,難易度を2つのゲームモード(番犬モード・猛犬モード)から選択することができ,後者は難易度が高くなるだけでなく,いびきに加えて嫌な音楽も流れてきます。
番犬ガオガオで遊んだときの感想
それでは早速番犬ガオガオで遊んでみましょう!
基本的なルールについても,本章で学んでいってください。
準備
まずは準備をしますが,ガオガオの頭を後方に倒し,さらに頭を左に回転させて目を閉じさせます↓
多少グラグラすると思いますがそれが通常であり,不安定なバランスもゲームの進行的には重要です。
次にエサを入れて,カードをきって伏せて置きます。
さらに電源をONにしてモードを決めたら準備完了です↓
猛犬モードの不安な音楽は非常に心を揺さぶり,長時間聴いていられません。
ゲーム開始
いよいよゲーム開始ですが,まずはジャンケンして遊ぶ順番を決めます。
いきなり最初から吠えられる可能性があるわけで,負けた人から始めるわけですが,山札からカードを1枚引き,その指示に従ってエサを取っていくだけです(指示されたエサがない場合は,もう一度カードを引き直します)。
ルールは大変にシンプルですよね。
にこやかなガオガオのイラストが描かれた裏面ですが,本物はとんでもないほど凶悪なので油断しないでください↓
エサの取り方を指示するカードはバリエーション豊富で,通常の骨<骨付き肉<焼き魚の順で取りづらくなっていきますし,もちろん,本数増えるほどに難易度は高まります。
ちなみに,焼き魚のカードは最悪で,通常であれば自分の手を使ってエサを取るところを,ネコの手ピンセットを使って取らなければなりません↓
逆に,最高とされるカードとして,ゲームの順番をパスできるカードが存在しますが,24枚中3枚しか入っていないので,ほぼお目にかかれないでしょう。
エサ皿の底面にショックを与えると吠えられてしまうので,取りづらいネコの手は使いたくないものです。
なお,ひときわ大きな白い「デカボネ」を取ることはありません。
こちらは単に邪魔をするためのパーツですので,もともと余分に入っている焼き魚4本とともに最後まで残ることにご注意ください↓
上のような状態になったら引き分けとなります。
オリジナルな遊び方
番犬ガオガオはオリジナルのマイルールを設定することで,より環境に合わせて遊ぶことができます。
特に,大人が子どもと一緒になって遊んだり,手先が器用な人が混じっている場合などは,ハンデをつけることが必須です。
メーカーが決めている難易度表もありますが,これでは正直不十分だと思います↓
基本的に,難易度を下げることに関しては容易です。
番犬モードに設定して,エサはすべて手で取るようにすれば問題ないでしょう。
避けたいのは,猛犬モードで誰も吠えられないような状態でゲームが終わってしまうことです。
そこで,ここでは難易度を高くするための工夫について考えてみましょう!
エサ箱の底がスイッチになっていて,ある程度押し込むことで,ガオガオが吠えるかいびきが止まるかするわけですので,より圧力を加えやすくなるよう,上手い人は
- 利き手でない方の手で取る
- 焼き魚以外もネコの手ピンセットを使って取る
- 骨を滑らせて取ることは禁止にする
のが我が家のオリジナルルールです。
参考までに,スイッチを押した際に番犬ガオガオが吠えかかってくるまでの確率ですが,10回の試行結果ですと,
- 番犬モードは37%(7回,3回,5回,1回,3回,3回,1回,4回,7回,3回)
- 猛犬モードは24%(2回,3回,5回,3回,1回,5回,1回,2回,1回,1回)
となりました。
なお,実際に吠えられたときの様子は,以下の動画で確認してください(ネタバレを避けたい人は見ないでください)↓
番犬ガオガオは音楽も恐ろしい pic.twitter.com/EOWmfMnruY
— さんくす (@thanks_redo) July 12, 2021
思っていたよりは大差なかった感じですが,猛犬モードの嫌な音楽がかかるだけで,精神的に焦燥してきてしまうので,確率以上の難易度差を感じます。
吠えかかる唸り声はモードによって違いはなく,3種類以上が存在しました。
まとめ
番犬ガオガオは,自室に突如出現するGなどと同様,しばらく経験していないと免疫が無くなっていくものです。
ゆえに,再度遊ぶ時の恐怖は,ある程度の時間が経つごとにリセットされてしまうことになり,そこが逆に「名作」と呼ばれるための条件を兼ね備えているとも言えるのでしょう。
猛犬モードの音楽は反則ではありますが,大人もドキドキしながら楽しめる番犬ガオガオなので,是非1台買い備えておくことをおすすめします↓
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。