仲の良い友人たちと集まったり,休日を自宅で家族とゆっくり過ごすような場合に,カードゲームで遊ぶこともあるかと思います。
特に最近では,動画サイトやTVで他人がカードゲームで遊ぶ様子を見る機会も増えてきており,買い物サイトで適当に検索してみても,すごい数が出てきて驚かされるはずです。
どれも真新しいルールばかりで,毎回新鮮な気持ちで頭を使いながら,ヒーヒー言って楽しんでいます。
そんな中,配られたカードの中身をたえず相手に見えるようにしておかなければならないHanabiというカードゲームを買ってみたのですが,ずっとカードを手に持ちながらだとやりづらくてかないません。
そんなとき,カジノのポーカーで,カードを立てておけるスタンドのようなものを見たことを思い出したわけです。
そしてついにたどり着いたのが「カードスタンド」だったわけですが,実際に使ってみて,どのような感想を持つに至ったのか,今回の記事で紹介できたらと思っています。
購入するにあたって,複数商品を比較したときの判断基準についてもまとめてみましょう!
カードスタンドとは
カードスタンドは小さいものだと,写真右前に見えているようなものとなり,主に喫茶店のメニューを立てておく目的で売られています。
実際のサイズは30×20×5mmほどです。
なお,その後ろに見えているものが,今回私が比較を重ねて購入したカードスタンドなのですが,見た目的にはかなりサイズに違いがありそうですが,高さは3倍程度にしかなっていませんし,奥行きに関してはほとんど変わりません。
ゆえに,カードスタンドは横の長さ(幅)を1つ基準に選ぶことになります。
また,材質も違いますが,色合いよりも比重がとにかく重要であり,総重量が重いほどカードを立てたときに倒れる危険性が低くなるわけです。
とはいえ,比重の高い金属でできたスタンドは持ち歩くのには不向きなので,遊ぶ際に持ち出す可能性がある場合は,目的とするゲーム内容に合ったものを購入すべきだと言えるでしょう。
カードスタンドを選ぶ際のポイント
前章で,カードスタンドは幅と重さの2つが重要だと言いました。
ただし,重すぎても扱いづらいですし,見た目に良いものの方が良いのは当然です。
とはいえ,そのせいで販売価格が高くなってしまえば買う気にはならないので,値ごろ感にも注意を払う必要があるでしょう。
よってここでは,幅・重さ・デザイン・値段の4つの視点から,市販されているカードスタンドをみていきたいと思います。
幅
まずは幅から見ていきますが,我が家にあるトランプやUNOは5.6cmとなっており,例えばトランプでポーカーをするのであれば5枚を立てることになるわけですから,5.6×5=28cmの幅があれば,重ねることなくカードを立てられることになります。
冒頭に述べたHanabiもプレイ時のカードは5枚だったので,私はこれを基準に選びました。
なお,大富豪大貧民の手札(13枚以上)を重ねることなく立てようと思うのであれば,72.8cm以上の幅のもの(靴を3つ縦に並べて置いた程度の長さ)が必要となるので,これは現実的ではないでしょう。
重さ
次に考慮すべきは重さです。
とはいえ,カードスタンドを購入するのは初めてだったので,カードを立てて倒れてしまったというレビューがないものを探さなければなりません。
なお,前章でみた小さなカードスタンドがアクリル製だったので比重も小さいものだと思ってインしたが,実際は木材より重いものでした。
参考までに,アクリルの密度は1.18g/cm3,マツは0.63g/cm3,真鍮は8.1g/cm3などとなっています。
なお,同じ木で会っても,例えばヒノキは軽くて有名だったりしますので(0.44g/cm3),豆知識として覚えておきましょう(高級ヘッドホンなどに使われる黒檀ともなれば1.3g/cm3もあります)。
デザイン
続いてデザインですが,アクリル・木・金属といった素材による違いがあります。
加えて,何やら婉曲しているスタンドもあるので,これはしばらく悩むことになりそうです。
値段
値段的には1000~2000円で購入できるものがほとんどでした。
とはいえ,上の数字は1本あたりの値段ではありません。
実際は数本が一組になったセット販売となるので,本数も気にして購入することが必要です。
ヨロズラボのカードスタンドのレビュー
ノーブランドのアクリル製にするかヨロズラボの木製にするかで悩みましたが,値ごろ感があった後者のカードスタンドを購入しました。
販売元は検品もしっかり行っているとのことで,誠実さが感じ取れます。
横の長さは24cm。
想定していたよりも4cmほど小さくなってしまいますが,少しくらいであれば重なってもよいかと妥協しています。
重さは45g程度となり,ニス加工によって光沢感が出ていたり,裏面のロゴがかわいらしいです↓
さて,実際に届いたものですが,家具屋さんで机のコーナーを訪れたときのような香りがしました。
早速トランプをセットしてみましょう↓
多少の重なりはあるものの,視認性はバッチリでした。
ポーカーでこの5枚が来たら,ストレートを狙うか,無難に3カード辺りを狙うにとどめるかで悩みそうな手札ですね。
なお,底にあたる部分の溝に少し余裕があるため,前後にやや傾けて置くこともできます。
以下の写真は全体を手前に傾けたものですが,上の写真との違いがわかるでしょうか↓
次に,大富豪大貧民をプレイすることを想定して,13枚を置いてみましょう。
重なりが多くなり,結構窮屈な感じを受けるはずです↓
とはいえ,製品紹介として記載されていたものと同じ状態ですので,スタンドがひっくり返るようなことはありません。
ただし,先に紹介したように前後に傾けるようなスペースはなくなっているので,カードによっては手前に傾いた状態で固定され,やや見づらさを感じる可能性があります。
例えば,我が家のUNOのカードはやや内側に湾曲しているのですが,それを7枚(開始状態)立ててみたところ,少し見づらく固定されてしまいました↓
もちろん,手札の内容が確認できないほどではありませんが,私のおすすめは5~6枚以下にとどめることです。
とはいえ,当初の目的だったHanabiや,ウミガメのスープ(1枚),そしてラブレター(3枚)は大変快適な環境で遊べるようになったので満足しています。
ただし1点だけ後で気づいたのですが,カードの下部に指示があるようなゲームだと,溝の中に一部が隠れてしまう恐れがあることです↓
もっとも,もし今回アクリル製のスタンドを買っていたとしても,溝の中にある文字がクリアに読めることはないと思うので,これはスタンドの宿命だと割り切ることにしました。
特に恋文のように,カードに傷がついてしまうと裏側から手札の内容がわかってしまうようなものは,ゲームが成立しません。
例えば我が家の百人一首では坊主のみが折れ曲がっています(笑)
カードスタンドがあれば手で触れる機会が減るため,カードを汚さずに遊べることが大きな魅力です。
子どもがいる家庭では,大いに役立つことでしょう(カードをうっかり汚してしまっても,責められるはこちらの準備不足であって,まったく彼らのせいではないと思っていますが)。
まとめ
以上,カードスタンドの購入基準の紹介や,実際に購入したヨロズラボの製品についてのレビューでした。
大は小を兼ねると心では思いながらも,予定よりもやや短めのものを購入したわけですが,足りなければ1人が2本を使ってもよいわけですし,買い足せるくらいに値ごろ感のある商品だったと思います。
今では,カードを手に持つ必要がなくなったことで,よりゲームに集中することができるようになりました。
普段,カードゲームをすることがある方は,是非プレイ人数分のカードスタンドをそろえてみてはいかがでしょうか↓