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テーブルゲーム

ブロックスという名のテーブルゲームをレビューする

2017年9月16日

昨日は日本のテーブルゲームをレビューしましたが,本日は「ブロックス」という名のテーブルゲームをレビューしてみたいと思います。

最近テーブルゲームのレビューが多いのは,自分が中高生や大学生の子と遊ぶ機会が多くなってきたので,遊びついでにカラオケなどに行ったとき用として,こういったおもちゃを準備しているというわけなんですね。

今回も,最後までお付き合いいただけたら幸いです。

 

 

ブロックスとは

フランス生まれのテーブルゲーム(正確にはボードゲーム)で2000年に初めて登場したそうです。ミレニアムですか・・・懐かしいなぁ(遠い目)。

日本では2002年より発売されているほど昔のものです。15年もそれから経っているというのに,私がブロックスという名前を知ったのは,つい最近という…

本屋に置かれている大量の本もそうですが,知らない名作が世の中にはたくさん埋もれているんですね。

このゲームのプレイ人数は2~4人で,対象年齢は5歳以上。1回のプレイ時間は30分弱というわけで,ほどよい長さで楽しめます

本商品のキャッチフレーズは,『シンプルだけど奥が深いテリトリー戦略ゲーム』ということですが,遊んでみた感想としては,

『わかりやすいルール(大体1分で理解できる内容)だが,戦略がいくつも考えられ,運要素はほぼ皆無に等しく,より優れた戦略を駆使したものが勝つゲーム』

だと思いました。それでは以下でルールなど見ていきましょう。

 

 

ブロックスのセット内容

本商品の外観ですが,昨日のナインタイルのレビューと違って結構な大きさ(27cmの正方形くらいのサイズ)。

それでは開封していきます。

色鮮やかなクリアパーツというのは,どうしてこうもテンションが上がるのでしょうね。

内容物は,

  • ゲームの説明書
  • ボード(プラスチック製で400マスある)
  • ピース(1色あたり21ピースあり,全4色の84ピース)

となっています。

例えば黄色いピースを全部並べてみるとこんな感じになります↓↓

白いボードの1マスしか占めない「すぐに失くしてしまう候補No.1」のような小さなピースから,最大は5マスを占めるピース(扱いに困るが戦略的に重要なもの)まで,同じ形をしたものは一つもありません

実はブロックスにはトライゴンというものも出ていて,「そちらの方が面白い!」という意見もあるのですが,そちらはピースが三角形をしています↓↓

・・・が,テトリス世代の私は,やはり四角いピースに興味を惹かれて,無印のブロックスを買いました(昔,宇多田ヒカルが何かの番組でテトリスの腕前を披露していたのを思い出せるくらいの年です)。

結果としては,いやはや,大正解だったんですけどね!

 

 

ルールと遊び方

プレーヤーはそれぞれ自分の色を決めて,ボードに一個ずつピースを置いていきます。

なるべく多くのピースを使い切り,手元に残ったピースのマス目(ピースの数ではない)が少ない方が勝ちというゲーム。

これだけ聞くと,「何が面白いんだ」という話になりますが,肝心なのはそのルールにあります。

以下では,4人でプレイすることを前提にブロックスのルールを見ていくことにしましょう。

 

① 最初は誰もがボードの隅っこにピースを置く

② 次の順番になったら,既に置いた自分のピースの角と角がつながるように置かないといけない

写真は自分の2回目の順が終わったときの配置の例。

以下のような置き方は,最初に置いたピースと辺がくっついてしまっているのでダメだということです↓↓

 

③ とはいえ,色が違うピースは他の色のピースの辺に接してもよい

上の画像では黄色と青が真ん中でべったりと辺と辺でくっついていますが,これはOKだということです。

よってこのゲームで気にするべきことは,②で言ったように,自分の色のピースと必ず角でつながっていることだけです。

 

④ ピースを誰も置けなくなったときにゲームは終わる

何も考えずにどんどん置いていくと,すぐに置けなくなることに気づきます。

全部で21個あるピースのうち8個を置いた時点で,すでにこの状態。

置けるスペースがもうほとんどないような錯覚を受けます。

この後,ルールを無視して全部置こうと思ってもうまくいきませんでした(苦笑)↓↓

しかしこうやってみてみると,なんだかステンドグラスみたいで,なんとなくヨーロッパの風が吹いてきた気がしませんか。

 

 

ブロックスの戦略について

とにかくこのゲームで厄介なのは,1つで5マス分を占める大きなピースたちです。

これらを先に処理することで,ゲームが複雑になってきた終盤を気楽に乗り切ることができます。

試しに4色を,以下の戦略に基づいて並べていってみましょう。どれくらい差が出るでしょうか。

黄:大きなピースから,陣地を広げないように置いていく(以下「大狭作戦」と呼ぶ)

青:大きなピースから,陣地を広げるように置いていく(大広作戦)

緑:小さなピースから,陣地を広げるように置いていく(小広作戦)

赤:小さなピースから,陣地を広げないように置いていく(小狭作戦)

黄→青→緑→赤の順番で初めて,黄色が5つ目のピースを置いた時の様子が上の画像。

なんだか戦略によって全然受ける印象が違いますね。小さいピースから始めたもの(緑・赤)は狭い範囲に留まっています。

さらに進めて,みんなが7つのピースを置いたらどうなるでしょう。

青(大広作戦)はとても広く自由に手を伸ばしていますが,緑(小広作戦)や赤(小狭作戦)は,なんだかもう置けるすき間が少ない感じがします。

 

この状況,どこかで見覚えが・・・そうか囲碁か!

 

陣取りゲームである囲碁は,石と石の間を絶妙な大きさにし,自分の陣地をぼんやりとしかし確実に囲っていきますが,ブロックスにも囲碁に通じる要素がありそうです。

21ピース中わずか9ピース置いた時点で,赤(小狭作戦)は置けるところがなくなりました。ビリ決定です。圧倒的ビリ(カイジ風に)!!

この後いくつか置き続けて,最終的な盤面の様子は以下の通り↓↓

それでは,残ったピースを戦略ごとに比べてみましょう。

 

① 大きなピース VS 小さなピース 

最初に大きなピースを処理した黄(大狭作戦)と青(大広作戦)はそれぞれ,-20点とー8点の計,ー28点。

 

一方で,小さなピースを置いて始めた,赤(小狭作戦)と緑(小広作戦)は,-62点とー40点の計,ー102点となりました。

よって,大きなピースから置き始めた方が,実に3.6倍以上の差をつけて勝ったことになります。

 

② 陣地を広げない VS 陣地を広げる

こちらも結論だけ見てみますと,広げた組がこれ↓↓

 

狭いままだったのが,こう↓↓

ー48点とー82点で,1.7倍もの開きが出ました。

最後に,これまでの結果をまとめると,

1位:青(大広作戦)ー8点
2位:黄(大狭作戦)ー20点
3位:緑(小広作戦)ー40点
4位:赤(小狭作戦)-62点

のようになりました。青の動きが大きく勝敗を決めていたことから,「いち早く敵に近づき,進路を妨げる」戦略が一番大事だと言えるでしょう。

 

 

その他の遊び方とブロックスまとめ

以上は4人での遊び方でしたが,2人の場合は1人が2色を使って遊びます(対角を使って始める)。

3人だと,選ばれなかった残り1色のターンを3人が交代で置いていきます。ただし,得点にその色は含めません。

何人で遊ぼうとも4色全部使うというわけですね。

 

なお,1人であっても,以下の2つのルールに基づいたパズルとして遊ぶことができます

  1. 4人用のルールに基づいて,すべてのピースをボードに置く
  2. 各色から4マスを占めるピースだけを持ってきて,縦8マス,横10マスの長方形の枠の中にピッタリ納める(このとき始める位置は自由だが,置き方は同色が辺と辺でくっつかないのは4人のときと同様のルールとする)

 

といろいろ考えてきましたが,取扱説明書の最後に戦略のヒントが書かれていました。

特に3つ目の考察は,上では説明していなかったものなので参考にしてください↓↓

  • 序盤は陣地を最大に広げるため,中央に向かってピースを広げる
  • 大きいピースから置いていく
  • ピースの形ごとに攻めと守りの役割がある
  • 自分だけが置ける陣地を確保し,あとでゆっくり置けるようにする

これらに気を付ければ勝てる可能性はぐんと高まるようです。

 

最後の最後にブロックスの片づけ方ですが,ボードをひっくり返してピースをみんな乗せて,もとの箱にしまえば簡単です↓↓

なお,混ざったピースを4色に分けるのにかかった時間は,1人でやって1分20秒でしたので,4人でやれば30秒もかからずにゲームを始められます

トランプの七並べで相手を妨害するのが好きな方,囲碁が得意な方,テトリスが好きな方,知育に興味がある方みんなに今回の『ブロックス』をおすすめしたいですね。

値段もお手頃なので,買ってみてはいかがでしょう↓↓

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