ハンドスピナーは今のところ海外で作ったものを日本に輸入しているので,商品の質に関しては,安定していない粗悪品を引いてしまったというレビューが多いように思います。
商品の質はもちろん,梱包状態もすべてひっくるめてのハンドスピナーであるとすると,そういったものに対する気配りは海外製のもの,特に中国製のものでは日本人の基準に満たないものも多いようです。
例えば本を1冊買ったときのことを考えても,ブックカバーを付けてくれたり包んだりしてくれるのが日本の文化であり,世界に誇れるところだと思います。
これまでにスピンギアさんを始めとして,いくつかの会社が輸入したハンドスピナーの検品のようなことをして,その品質を保証してくれていましたが,発売が間近に迫った「フィンガースピナー」が,日本の大手会社がその品質を保証したものとして初めてのものになります。
フィンガースピナーのプレスリリースが手元にありますので見ていきましょう!
フィンガースピナーとは
このフィンガースピナーの発売元は,株式会社バンダイナムコさんの子会社である「メガハウス」さんです。
なお,製造自体は中国の工場で作られるということですので,あくまで,販売元が日本の大手企業だということには誤解なきようお願いします。
値段は1,650円で,発売日は2017年6月の中旬(今のところ6月22日くらい)。
対象年齢は15歳以上で,重量は20gと軽量です。
なにより嬉しいのは,全国の玩具取扱店で販売してくれるところでしょう。
これにより,これまで一部でしか取り扱っていなかったハンドスピナーが,より身近にある店舗で手に取れることとなります。
先にも申し上げた通り,粗悪品を引いてしまうのは「現物を手に取れなかった」ことが理由であることも多いでしょうから,実際に店舗でスピナーを手に取れることは高評価です。
サイズは,縦横7.5cmほどの手裏剣型。
本体部のメイン素材は金属ではなくABS樹脂で,一部に鉄が使われています。
そのため真鍮やアルミ製のハンドスピナーに対して,フィンガースピナーの回転持続時間は3分ちょっととやや短めです。
とはいえ,自分が以前買った手裏剣型かつABS製のハンドスピナーは最大限のケアをしても2分30秒程度の回転時間でした↓↓
そう考えると,3分を超える回転時間を誇るこのフィンガースピナーの品質は,高い水準にあることが伺えます。
フィンガースピナーの楽しみ方
フィンガースピナーの楽しみ方の1つ目は,ジャイロ効果によるこれまでにない感覚を体験できることです。
なお,ジャイロ効果というのは,「物体が高速で回転すればするほど,姿勢を乱されにくくなる現象」とのことで,他社製の「地球ジャイロ」という商品がその最高傑作だと思っています↓↓
話を戻しますが,フィンガースピナーは金属製ではないので,たしかに回転時間では劣るでしょう。
ですがその反面,軽量さを武器にガシガシ投げて遊べるわけです。
金属製のものはABS製の5倍くらいの重さだったりしますし,さらには手に金属の臭いが移ったり,黒ずんでしまうなどのデメリットがあるわけですから,ABS製のフィンガースピナーは技の練習をするのにピッタリです。
なお,私がレビューしたSWORD社のハンドスピナーはアルミ製なので,金属製の割には軽いですし,臭いや色は移りません。
販売元のメガハウスさんのホームページに行ってみましょう。
そこではハンドスピナーの技動画を観ることができましたが,
ここで紹介されていた技についてまとめてみると,以下の5つになります↓↓
- ハンドパス:こっそり練習して人前で簡単そうに見せてやっています。意外と動体視力が必要ですが,練習でうまくなります
- レッグスルー:なんとなくフリスビーの技とかでありそうです
- 背面キャッチ:レッグスルー同様,目を離さないのがポイントでしょうか
- リフティング:これ,これまでに一度も成功したことはありません。蹴っても回転が止まらないというのがもう理解不能です(笑)
- スピンタワー:テーブルの上などで,フィンガースピナーを回転した状態でどんどん積み重ねるとのことで紹介されていましたが,これは技なのでしょうかね
まとめ
以上,いかがだったでしょうか。
国内大手企業のメガハウスから販売されるこのフィンガースピナーは,ハンドスピナーに付き物の,海外製を買う際の不安要素をできるだけ払拭した商品となります。
色々な店舗で予約が始まっていますが,折角ですので実際に足を運んで触ってみるのもよいでしょう。
「地産地消」という言葉もありますし,カレーのように,ハンドスピナーも日本独自の進化を遂げることも夢見てしまいます。
バンダイナムコが手掛けた商品だということは,ハンドスピナーを取り扱った大会やマンガなどもどんどん露出を増やしてもらい,ハンドスピナー界をもっと盛り上げてほしいものですね!