いわゆる「スライム目薬」ですが,正確にはロート製薬が販売する「ロートジー®スライム型目薬」のことを指します。
初めてこの世に登場したのは2017年5月のことでしたが,すぐに数多のスライムハンターらの手によって市場からその姿を消してしまいまったのが印象的でした。
その3ヶ月後になると,ロート製薬から「大量在庫復活」というアナウンスがあり,早速地元の薬局に向かってみた私でしたが,全然入荷されていません。
もっとも,私はSNSのチェックをまめに行うタイプではないですし,スライムのグッズ情報に普段から目を光らせているわけでもないので,こうした限定物に関しての初動が遅れがちになります。
今においても状況は変わりませんが,ニュースで人気商品の発売について知ってから慌ててメーカーのHPを調べてみたところで,在庫切れである場合がほとんどです。
それから6年の月日が流れると,マイナーチェンジして再度登場したスライム目薬ですが,どうやらキャラものとのコラボという形で出てくることがわかってきました。
例えば,ワンピースコラボやストリートファイターとのコラボ目薬も過去に存在していたものです。
ちなみに,通常時の普通の目薬との違いは主にパッケージや容器のような見た目であり,中身に大きな違いはありません。
もっとも,通常時の目薬で妥協できないからこそ悩ましいわけですが,当記事では先のスライム目薬について,実際のレビューも交えて詳しくみていくことにしましょう。
スライム目薬とは
ロート製薬が出している「ロートジー」ですが,1987年に初めて発売されてからすでに30年以上が経っています。
学生時代に初めて使うことになる人が多く,差したときの清涼感は深く記憶に残るでしょう。
ところで,ドラゴンクエストも初リリースが近く(1986年5月27日),両者の周年記念が大体同じタイミングになるところがポイントです。
そして,両者が30周年を迎えたタイミングで実現したコラボが件の,ロートジースライム型目薬だったわけです。
初回の発売日は2017年5月27日でしたが,残念ながらこの目薬は限定品で販売期間が限られていました。
当時のラインナップですが,冒頭でも述べた通り,定番の3種類です↓
aとかbなどのアルファベットは無視して,
- ロートジー
- ロートジープロ
- ロートジーコンタクト
はすべて今でもあります(値段は当時よりも高くなっていますが)。
そして,2023年の11月18日には「ドラゴンクエストモンスターズ3とのコラボ」という名目で,2回目の販売がありました。
後述するように,目薬の容器はインテリアとしても使える大変良くできたものなので,今後も定期的に再登場することを望みます。
第2回目のラインナップは以下の通りで,大枠は同じものの成分が多少異なるということで,名称のアルファベット部分に変更が認められました↓
とはいえ,こちらも有効成分に関しては現行のものと相違ないので,同じように使うことができます。
選び方について述べておくと,ソフトコンタクトをしながらでも差せる目薬を探しているなら「コンタクト」一択で,ハードコンタクトか裸眼の方は「無印」または清涼感をさらに高めた「プロ」が選択肢に入ります(「コンタクト」を裸眼に使うことは可能です)。
ただし,値段からもわかるように「プロ」であってもVロートプレミアム(最高峰)ほどのレベルにはないことに注意してください(あちらの有効成分は12種類であるのに対して,スライム目薬の方は3種類です)↓
ちなみに,私はソフトコンタクトをしているので,それ用のものを買いました。
差し心地ですが,コンタクトをしながらの場合だと,ジーらしい清涼感はそれほど感じませんでした(気持ち,「清涼感があるな」くらいです)。
しかし,裸眼に差せばその実力はいかんなく発揮されます。
それこそ,パッケージに書かれているようなマヒャド級の清涼感で,思わず唸ってしまうでしょう。
なお,スライム目薬は箱や容器に大きな特徴があります。
次章では2017年に発売されたものをレビューしていきましょう!

スライム型目薬のレビュー
スライム目薬の外観は上のような感じです。
「かいしんの一滴!」というキャッチフレーズが,清涼感に定評のあるジーの特徴をうまく言い表しています。
2023年のものは,よくみると背景にうっすらと別キャラクター(おどる宝石やゴーレムにあくま神官など)のシルエットを確認でき,より賑やかになっています。
上の写真のスライムは多少膨らんでいるように見え,どことなく光っているところがワクワク感を高めてくれるでしょう。
パッケージの裏面はこのような感じです↓
清涼感の強さを示すメーターはスライム柄になっていて,どことなく漂うドラクエの世界観が印象的でした。
宝の地図のような背景のせいなのか,銀色に光るパッケージだからなのかわかりませんが,「おしてあける」という文字にも何やら見覚えがあります↓
ちなみに,2023年のものは,モンスターズ3を感じられるデザインになっていました。
次に,パッケージ側面に目を遣ると,使用上の注意や効能効果や成分,そして使用期限が書いてあり,自分のは2019年12月までだったので,2年くらいは持つようです。
私自身,保管用にもう1つ購入しましたが,今後もまた第3弾・第4弾と数年間隔で発売されるようなら,その都度使い切って飾る方が良いかもしれません(紫外線対策を考えずに6年も放置していると,キャップ部分は変色してしまいます)。
それでは中を開けてみましょう↓
買って良かった…
なんと素晴らしい出来なんだ!!
そう思わざるを得ないほどの出来の目薬本体と取扱説明書です。
どちらも大変に凝った内容でした↓
箱まですべてひっくるめて,「これはスライム目薬というオブジェである」と言ってしまっても過言ではないでしょう。
私が特に気に入ったのは以下の文面です↓
スライムボトルのこうげき!
かいしんの一滴!
コンタクトの乾いた瞳に,目の覚めるような清涼感がひろがるっ!
「どうする?」に対するコマンドとして,「さす・にげる・ぼうぎょ・どうぐ」の4つがあり,その他,HPやMP,LV表記があるなど,こだわりが詰まっていました。
2023年のものはモンスターズ3仕様でしたが,ロート製薬のHPに箱内部の様子の写真はなかったので,まるで袋とじのように買ってからのお楽しみなのでしょう。
もちろん商品自体も,しっかりと管理が行き届いています↓
ところで,冒頭に示したVロートプレミアムは私の愛用品で,ついこの間は棋士の豊島将之さんが対局中に差しているのをみましたが,同じロート製薬の出しているスライム目薬も,性能的に買って無駄になることはありません。
取り扱い説明書の方は宝の地図のようになっていました↓
それではいよいよメインのスライムボトルについて見ていきますが,透き通る感じは光の種類に応じて,たくさんの表情を見せてくれます↓
ドラクエの世界のスライムを目いっぱい透かしたら,このように見えるのでしょう。
スクリューキャップは,軽く回すだけでもボコっと閉まり,わずらわしさを感じることなく開け閉めできます。
つまみやすさも点眼のしやすさも一定基準を超えているように感じました。
ボトル自体がクリアブルー色をしていることもあって,目薬を使い終えても,オブジェとして飾っておくことができます。
ただし,目と口のところはクリアシールですので,爪でガリガリやってしまえば剥がれてしまうことに注意してください。

スライム目薬の在庫状況
以上,ココカラファインやウェルパークなどでは発見できなかったロートジーのスライム型目薬の特徴とレビューでした。
初回に登場した際はケースだけが数千円で売られていたこともあるので,是非タイミングが合って在庫があるときに出会えた際は購入しておくことをおすすめします。
通常のジーシリーズと比べて多少定価が高くなっているのですが,これまでに見てきた通り,パッケージや容器にはこだわりが感じられ,使い終えても飾っておけるところに,買う価値は十分あるように感じました。
私もいまだに自分のデスクに載せていますし,実際,これ見よがしに机に置いて生徒に授業をしたことがあるのですが,とても目立ちますし可愛いと評判でした。
2023年のドラクエモンスターズ3コラボ版の発売がアナウンスされてから数日が経って調べてみたところ,各種ECサイトでの取り扱いはまだありました。
第1弾の時のように即完売のような悲惨な状況にはならなさそうですが,やはり期間限定物ですし今後どうなるかもわからないため,興味を持った方は見つけ次第購入しておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。