テーブルゲームのうちバランスゲームでおなじみといえばジェンガが有名ですが,それに次ぐ人気を誇るのが「クラッシュアイスゲーム」です(参考:2017年や2025年のAmazon売れ筋ランキング)。
コロナ禍でYouTubeに注目が集まったタイミングでよく目にするようになりましたが,今では定番のように本ゲームが登場するまでになりました。
私自身は,水族館が大好きな姪っ子のために,ペンギンをモチーフにしているところが気に入って購入したわけですが,セット内容や遊び方を中心に,詳しくレビューしていこうと思います!
クラッシュアイスゲームの外観
今回レビューするのは,友愛玩具が輸入販売元の「クラッシュアイスゲーム(品番:TY-0185)」です。
モチーフにはクマさんやパンダちゃん,スポンジボブやミニオンのものも存在しますが,今回は王道をいくペンギンのものを紹介します。
商品外観は以下のようなものです↓
こちらは黄色いパッケージとなっていて,陽気なペンギンが「お願いだから,海に落とさないで!」と言わんばかりに,氷の地面の中央で踊っています。
なお,写真のペンギンは色付きですが,セットに含まれるフィギュアは控えめな色合いの,非常におっとりとした真面目ペンギンですので,誤解しないようにしてください↓
ペンギンを落とさないように氷をくだこう!
ハンマーで氷をたたけ!どの氷を落とすかが勝負の分かれ道?!
という2つのセリフが,このゲームの何たるかをうまく表現しているように感じます。
パッケージの裏面を見てみると,取扱説明書に該当するセット内容と遊び方,さらにはルーレットの説明や注意事項などが記載されていました↓
対象年齢は6歳以上ですが,ルールの理解と力加減ができないと勝つのは難しそうです。
準備段階として氷をはめ込むときにも,手先の器用さがある程度必要でした。

「電池不要で単純なルールのおもちゃ」は一見退屈なようですが,実は傑作の必要条件であることも少なくありません。
次章でセット内容を一つずつ見ていきましょう!
クラッシュアイスゲームのセット内容
商品の中身を出してみましょう!
セット内容は,
- ペンギンフィギュアが1羽
- ルーレットが1個
- フィールド(枠と脚4つ)
- アイスブロック(青と白が19個ずつ)
- ハンマーが2個
でした↓
ペンギンのフィギュアだと物足りないと感じた場合は,違うものと取り換えて遊ぶこともできます。
食玩でもアニアのフィギュアでも構わないので,お好きなものを使ってください。
クラッシュアイスゲームの遊び方
それでは,説明書に従って組み立てていきましょう!
アイスブロックは,一つ一つ手作業ではめ込んでいきます↓
アイスブロックは裏表があるので,揃えるのに少し時間がかかりますが,これはバランスゲームの宿命でしょう。
あのジェンガですら,崩れたものを元通りにするにはある程度の時間がかかります。
いずれにおいても,負けた人がはめ込む係を担当させられるのが定番と言えるでしょう。
約2分でフィールドが組みあがりましたが,ブロックが1個余ったので,これは嬉しい誤算でした↓
青と白のブロックはできるだけばらけさせて組み上げるのがよいでしょうが,偏っているがために楽しめることもあると思うので,そこまで気にしないでよいでしょう。
結構強めにはめ込まないといけないブロックもあり,簡単には崩れなさそうです。
最後にフィールドを裏返し,脚を取り付けます。
この脚の内部は空洞ですが,簡単に折れたりはしなさそうです↓
フィールドの上にペンギンを乗せます(似たようなサイズのウーモミニも乗りました)↓
あとはルーレットを回して,ゲームをスタートするだけです。
このとき,ハンマーで試し打ちをしてみましたが,なんとも言えない素材でした↓
これで自分の手を叩いてみると意外と痛かったです。
「先が細くなっている=接する面積が小さい」ということなので,力が効率的に伝わるようになっています。
これならば氷も軽い力で落ちそうです。
実際,強く叩いて2回で落ちました。
軽く叩くと4~5回といったところでしょうか。
子どもが遊ぶ場合は,ソフトな落ち具合となります。
なお,手抜きのペンギンのように見くびっていましたが,意外と安定していて,クラッシュアイスゲームに特化するように進化を遂げたペンギンのようです↓
クラッシュアイスゲームの遊び方
このルーレットの存在が,クラッシュアイスゲームに戦略的要素を加えてくれます。
ハンマーで落とすブロックの種類や個数を指定してくれたり,1回休み(赤い丸印),そして順番を逆にする指示(白い丸印)もありました。
ただし,ルーレット自体には詳細な指示内容は書かれておらず,あくまでアイコン的なものがあるのみです。
そこまで複雑なものはないですが,
フリー:色に関係なく,好きな数だけブロックを落としてよい
シングル:どちらかの色のブロックを1つ落とす
リバース:落とす順番を反対にするが2人で遊ぶ場合はスルー(1回休み)になる
ことに特に注意しておきましょう。
クラッシュアイスゲームのルーレットですが,あまり滑らかに回りません↓
人生ゲームのルーレットのようなものを想像していると面食らうかもしれません。
フルパワーで回しても1秒で止まってしまいますが,我が家では「1周以上させればよい」と決めて遊んでいます。
「ブロックを1個を落とせ」という指示のときに間違えて2個以上落としてしまったり,ペンギンがフィールド上で倒れてしまったりしたときのペナルティーに独自ルールを設定すると,ますます面白味が増しそうです。
他に考えられるローカルルールの案としては,
- 利き手ではない方で叩く
- 1回触れたブロックは必ず落とす
があります。
ペンギンアイストラップゲームという類似品
なお,このクラッシュアイスゲームは,「ペンギンアイストラップゲーム」という名前でも売られています。
ルーレットを含めて,細かいところが違いますが,大筋は同じです。
ちなみに,以下の写真は八景島シーパラダイスの売店で撮ったものになりますが,似たような見た目ながらも,こちらの名称はアイストラップゲームとなっていました↓
商品名以外に,パッケージの様子がやや異なる他,最大の違いはそのルーレットです。
以下の写真に注目してください↓
このように,ルーレットのマスが4つしかないものも普通に売られていることを覚えておきましょう。
特に,どちらか一方が本物で,どちらが偽物というわけではなさそうですが,値段が安すぎるものとか評価が著しく低いものは避けるのが無難です。

まとめ
以上,友愛玩具製のクラッシュアイスゲーム(TY-0185)のレビュー記事でした。
このバランスゲームは,Amazonでの取り扱いが2016年7月28日からとなっていて,新製品というわけでも,古くから売られている商品でもありませんが,ある程度評価が出そろっていて,安心して買えるおもちゃです。
私はAmazonで購入する際,ちょうど評価レビューもみたのですが,どうやら100均で売っている偽物めいたものが届くことがあったようで,低い評価が付いているレビューの大半はそれ関連でした。
購入する際は「信頼できる販売元」か,「もし偽物が届いても返品できて,かつ個人情報の取り扱いがしっかりしているところ」で買うようにしましょう(例えば,Amazonで買う場合は「Amazonが販売・発送」となっているものを選ぶのがベストでしょう)。
みんなで遊べるゲームというのは,いざという時のために揃えておきたいものです。
何かを賭けて対決する際,いつでもジャンケンでは味気ないですからね。
クラッシュアイスゲームは手ごろなゲームですので,大人も楽しめるように思います。
是非,買って遊んでみてください↓
最後までお読みいただきありがとうございました。