今回は2018年日本おもちゃ大賞のボーイズ・トイ部門で大賞に輝いた,エポック社の野球盤,「3Dエース モンスターコントロール」についてレビューします。
巨大な本体サイズ,スピードガン電光掲示板,3Dピッチング機能など,大人でも思わず前のめりになる仕掛けが詰まった野球盤です。
実際に開封し,組み立て,遊んでみて感じた魅力と注意点を写真付きで紹介します。
3Dエース モンスターコントロールの概要
| おすすめな人 | 昔の野球盤に憧れがあった大人,子どもと本格的に遊びたい方 |
|---|---|
| 主な特徴 | 球速・コースを判定する電光掲示板,高低差のある3Dピッチング |
| 注意点 | 本体サイズが大きいため(約53cm四方),収納スペースの確保が必要 |
商品外観とセット内容

モンスターコントロールはこのような箱に入っています。
タテ55cm×ヨコ55cmの巨大な正方形のパッケージに,ほぼ同サイズの野球盤が入っているため,この箱の大きさがそのまま本体サイズとなります。
子どもの頃に憧れていた野球盤と比べても,1.5倍ほど大きく感じます。
このサイズ感は,そのままプレイ前の期待感につながります。
箱の表側には目立つ2枚の金色に輝くシールが貼られており,一つはエポック社の野球盤60周年を祝うものです。
記念碑的な意味もあり,これだけ贅沢な野球盤が作られたのでしょう。
そしてもう一つは,日本おもちゃ大賞2018の大賞受賞の証です。
箱の裏側にはセット内容を始め,モンスターコントロールの魅力が所狭しと描かれています↓

これらについては実際に遊んでみながら,1つ1つ確認していきましょう。
それでは,いざ開封!
すべてのパーツに豪華さがあります。
セット内容をまとめると,このようになります↓

- 野球盤本体
- ユーザーシール(野球盤に貼る)
- スピードガン電光掲示板(単3アルカリ3本必要)
- 壁パーツ4枚(ホームランになる確率を調節する)
- バックネット一式
- 外周フェンス
- 照明パーツ
- 看板パーツ
- BSOのカウントピン3つ(手動で遊ぶ場合)
- ボール6つ
- グローブポケット4つ
- バッター人形(右打ち・左打ち)
- ピッチャー人形
- ランナー人形3体
- フィールダー人形7体
- バット用ゴム3つ(予備)
- 取扱説明書
セット内容も非常に充実しています。
対象年齢は5歳以上,プレイ人数は2人が基本ですが,1人でミニゲーム(ストラックアウト・ターゲットストライク)を遊ぶことも可能です。
これらのゲームは,プレイヤーがピッチャーとなり,指定されたマスに球を投げ込めれば勝ちになるという内容になります。
スピードガン電光掲示板の魅力

モンスターコントロールの強みは,このスピードガン(球速やコースを測定する機能)付きの電光掲示板です。
セットの中で唯一の電子機器であり,アルカリ単3電池を3本使用します。
精密機器のためか,箱の中でさらに段ボール箱に入れられており,特別な配慮が施されていました。
早速,電池をセットしてみましょう↓

開閉には広めのドライバーが必要となります。
電源をONにすると得点や投球にまつわる計測が始まりますが,この電光掲示板には省電力モードが存在するため,5分間何もしないでいると自動で消灯・消音になります。
それまでのデータが保存された上でスリープ状態になる仕様です。
その後,何か適当なボタンを押すとデータが復元されて復帰するため,非常に役立つ機能だと思いました。
なお,電池の持ちについては,連続使用で約20時間もつ省エネ設計です。
電源をOFFにするとすべての蓄積データが消去されるので,リセットにはこちらを使いましょう。
野球盤への取り付けは,上部に軽く載せる構造です。
カチッという固定音がするわけではありません。
イニング数は5・7・9イニングから選べますが,9イニングの場合のみ12イニングまで延長戦を行えます。
音量の調節はMUTE(消音)から大までの4段階から設定できます。
調節する場合は,「OUT・Strike・Score」のいずれかのボタンを押しながら電源を入れます。
これにより「消音・音量小・音量中」の設定が可能となります。
何も押さずに電源を入れると音量は最大になり,これがデフォルトの状態です。
ピッチャー側から見た操作パネルは以下の通りです。
左側の2つの青いボタンが「Ball」と「Strike」で,右の2つが「OUT」と「Replay」ボタンになります↓

ピッチャーは自分が投球した後に,これらのいずれかのボタンを押して結果を電光掲示板に送る必要があります。
ここでもし仮にカウントを打ち間違えてしまったとしても,該当するボタンを長押しすることでカウントを一つ減らすことが可能です。
「Replay」ボタンは,ヒットやホームラン,盗塁のアニメーションの直後に押すと,同じアニメーションをもう一度続けて見る用途に使用します。
さて,次はバッター側から見えるボタンの説明です。
表面には左右に4つずつのボタンがあります。
左には「HR」「3BH」「2BH」「1BH」と書かれたボタンがあり,こちらはバッターが安打を放った際に押すボタンです。
右にも「?!」「Steal」「Bunt」「Score」の4つのボタンがありますが,最初の「?!」ボタンだけ解説を要します。
これは「フライ判定ボタン」と呼ばれ,打球ポケットの「?!」にボールが入った時に,このボタンを押して結果を判定します↓

HRになったり,アウトになったりしますが,こういったランダム要素が用意されている点も面白いです。
次に解説するモンスターコントロールでの盗塁やバントも,ランダム要素を大いにはらんだものです。
これらはボールを投げる前にバッター側が宣言することで使用でき,「Steal」または「Bunt」ボタンを押し,機械によるランダムな判定に運命を預けることになります。
「Steal」ボタンを押すタイミングは投球後ですが,打者の結果によって押せない場合があり,例えば,盗塁宣言しても打ってファウルのときは「Steal」ボタンは押せません。
野球のルールに準じた設計になっていますね。
なお,バントの宣言をした場合は,投球側はボールを投げずに,打者側が「Bunt」ボタンを押して結果の判定を待ちます。
このときバントボタンを素早く連続で2回押すと送りバント,3回でスクイズになります。
これまでの機能を一覧で確認しておきましょう↓

さて,これまでに見てきたバッター側の8つのボタンのうち,左右共に上から3つは,配球チャート画面&投球比率画面を表示する際にも使用します。
例えば左のボタンについては,
- HR:先攻が投げた球を1回ごとに配球チャートで表示
- 3BH:先攻の配球チャート表示を1回戻す
- 2BH:先攻の投球比率を表示する
となります。
右に並ぶボタンは,上の「先攻」を「後攻」に置き換えた内容です。
配球チャート画面とは,ゲーム終了後,その試合でのピッチャーの配球を分析できる機能であり,投球比率画面では投球コースを%表示で数値化して表示する機能です。
最後に,この電光掲示板では「Steal」ボタンを長押しすることで,明るさを調節することができます。
「HR」を押すと段階的に明るくなり,「3BH」で逆に暗くなる仕様です。
明るさの設定記録は残らないため,電源を入れるたびに行う必要がありますが,明るいと見やすくなるので私はMax設定にしています。
章の最後に,この電光掲示板に関して留意事項をまとめると,
- 遊び終えたら電源はOFFにする
- 普段は省電力モードの存在だけ念頭においてプレイする
- 音量調節・明るさ調節が可能
といった理解になるかと思われます。
野球盤の準備とスタジアム機能

遊ぶ前に,上記のグラウンドに人形やバックネットなどを取り付けていきましょう。
選手を配置しただけで,だいぶ賑やかになってまいります↓

キャッチャー人形はありませんが,それ以外の守備8体の人形と,攻撃側でスタンバイする5体の人形が用意されています。
こちらの写真は,本体の周辺パーツ(外周フェンスなど)を取り付けて,シールもすべて貼った完成状態のものです↓

立体感が出て,どことなくゴージャス感も漂うスタジアムになりました。
このスタジアムに搭載されている10個の注目機能について,特徴を一覧表にまとめました↓
| 機能名 | レビュー・特徴 |
|---|---|
| 消える魔球 | 力加減が難しいので練習のし甲斐があります。 |
| テンポ良い投球 | 球戻りがスムーズで,サクサクと次の投球に移れます。 |
| 外野守備シフト | 定位置から外野守備3人をまとめて動かすことが可能です。 |
| 3Dスラッガー機能 | バットの高さを変えられるため,投球との駆け引きが生まれます。 |
| キャッチャーポケット | 少し小さめなので,もう少し大きくても良い印象です。 |
| BSOカウントピン | 電光掲示板を使わず,手動で遊びたいときに重宝します。 |
| 外周フェンス | 打球が外に飛び出すのを防ぎ,しっかりと機能しています。 |
| バックネット | 球場の雰囲気を引き立てるデザインです。 |
| グローブポケット | ここに球が入るとアウト。まさに野球盤の醍醐味です。 |
| 判定ルーレット | きわどい判定になった際に回して決着をつけます。 |
なお,これらの人形とボール,バット用のゴムにつきましては,補充用部品として買い足すことが可能です。
紛失してしまった際も,サービスセンターに200円程度の郵便切手を送れば購入できました。
まとめ
以上,エポック社の野球盤60周年を記念する「3Dエース モンスターコントロール」のレビューでした。
その豪華さは,大人も全身全霊で遊べる内容に仕上がっています。
3D投球ばかりが強調されますが,球が転がって曲がったり落ちたりする2D的な投球のみでも十分に楽しめます。
変化球の練習や投げるコースを1人でこっそり研究する用途にも最適です。
何度もプレイを重ねれば,熟練したいぶし銀のようなバッティングもできるようになります。
遊びにもそんな奥深さを感じさせるあたりが,おもちゃ大賞にふさわしい一品なのだと感じました。
2018年の発売から時間が経過していますが,そのクオリティは現在の最新玩具と比較しても全く見劣りしません。
現在は自宅に遊びに来る子どもたちを圧倒するべく,特訓の日々を送っています。
昔,野球盤に憧れたことのある方は,ぜひご自宅に1台常備してみてはいかがでしょうか↓