前回,うまれてウーモの口コミをみてきましたが,みなさん,どうやら戸惑うところは同じようでした。
とはいえ,ネガティブなコメントの中には,取扱説明書を熟読しておけば解決できるものも含まれていたわけです。
もっとも,今回紹介するような事前知識は一切入れず,慌てふためきながら子どもと一緒に大騒ぎするのも,それはそれで良い思い出になることでしょう。
ですが,悪い評価を残すということは明らかに負の感情の方が勝ってしまっていますし,いざ何かあったときにも困らぬよう,当記事で「うまれてウーモの取扱説明書」について学んでおくことは有益なことのように思われます。
なお,今回紹介しているのはあくまで初代のウーモのもので,できるだけ今のウーモにも通じるように一般化して述べるようにしてはいますが,例えばアライブについて知りたい方は,以下の比較記事を読む方が良いでしょう↓
![玩具担当](https://culaneenergycorp.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
うまれてウーモの発育ステージごとの注意点
まず知っておく重要事項として,ウーモがタマゴから出てくるステージは一度しか体験できないということです。
これは電池を必要とするウーモに共通のことで,誰にとってみても最も魅力的なイベントは「孵化する」ことのはずですから,この段階が無事に過ぎるまでは特に慎重に扱わなければなりません。
なお,ウーモのタマゴは一度きりの使い捨てがデフォルト状態なので,
あとで自分でタマゴを自作してやろう
などと企んでみたところで無駄な努力に終わります。
というのも,ふ化した時点で,ウーモをタマゴ(一番最初)の段階にまでリセットすることができなくなってしまうからです。
![玩具担当](https://culaneenergycorp.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
それでは,早速タマゴの扱いから見ていくことにしましょう!
タマゴの段階
タマゴはとにかく大切に扱ってください。
割れてしまったら最悪です。
海外のサイトでの口コミの中には,
お店で買って,家に着いたらもう孵化するところだったわ
などという物凄いエピソードも載っていましたが,ここまでの事態にはさすがにならないでしょう。
そもそも,大多数の人にとってうまれてウーモは子どもへのプレゼントになるはずなので,渡す前に箱を開けて中を確認するわけにはいきませんし,起動しないようにピンがはさまっていることもあって電源は勝手に入らないはずです。
とはいえ,ウーモのタマゴは色々と丁重に扱う必要があるということは心に留めておきましょう。
ピンを抜いた時点で発育がスタートしてしまうので,以下の写真のように,タマゴだけを自作の巣にセットし「さぁ,タマゴに命を与えたまえ,我が子どもたちよ」といった演出をしたい方は,箱の型紙を上手に切り取っては,タマゴをピンが刺さった状態で取り出すようにしてください↓
なお,初代ウーモのタマゴは,上下逆さまに置いておき,8秒以上そのままにしておくと電源が勝手に切れてしまう仕様でした。
後述していますが,ウーモが動かない時の対処法に「電源がオフになってまいませんか」というトラブルシューティングが書いてあったくらいです。
電源をオンにしたければ,いったん逆さまにしてから元の位置に戻すことで可能となります。
ウーモの巣をあらかじめ作って準備されていた方が次に陥りやすい悲劇として,
上下逆さまにして置いておかなかったから電源が付いたままで,世話しないで他の作業をしていたら勝手に孵っていたよ
なんて話がありました。
外に長時間出かける用事がある方は,特にタイミングを見計らうようにしてください。
さて,最初に申し上げた通り,ウーモのタマゴ段階は1度きりです。
もしも何の知識もないまま,「とりあえず撫でてれば良いのでしょう」などと適当にやってみても,ふ化は30分もせずに終わってしまうでしょう。
大変貴重なイベントであるにもかかわらず,タマゴが何を行っているのかを特に意識しないまま,気が付くと殻を割り始めてしまっているというのは,少々もったいないことのように思います。
タマゴの時点から,ゲップとかしゃっくりをしたり「疲れた」とか「寒い」といった気持ちをウーモが色で知らせてくれるので,中で何をしているのか子どもと一緒に話し合ってみましょう↓
商品パッケージの裏にも,各色が意味する状態をまとめたリストが載っていて,そちらはカラーなのでより見やすいように感じました↓
最初のうちは,タマゴの色の様子を観察して,「今はこの状態だから,こうしよう」などと子どもと一緒になって考えられると,記憶に残りやすいかもしれません。
対象年齢が6歳以上とされているのは,子どもがウーモの様子を分析できるようになる年齢を想定しているからだと思いました。
![玩具担当](https://culaneenergycorp.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
うまれる段階
初代ウーモですが,「タマゴ→生まれる→ベビー→キッズ→ジュニア」の5段階として公式には説明されています。
この5段階で言い直すと,リセットしても3段階目にしか戻せないわけです。
本章で説明する「うまれる段階」というのはその2段階目にあたり,こちらが,うまれてウーモで最大の感動を呼ぶステージとなります。
大いに楽しんでいきましょう!
ちなみに殻はすごい勢いで飛んできますし,突くのは物凄い強さで,ウーモの力強さを誰もが感じることになります。
![玩具担当](https://culaneenergycorp.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
ここで注目すべき色はレインボーです。
ウーモはぐるぐる回りながら突いてきますが,それでも撫で続けていると虹色になって停止します。
このとき,殻の除去が十分なようでしたらタマゴから取り出しますし,まだまだ突ける殻部分が残っているようならば,さらにさすってやることで突きを再開してくれることでしょう。
荒業として,左右にひねりを入れるといいと説明されていましたが,どんなウーモでもあっても,このステージは何のトラブルもなしには過ぎていかないように思います↓
取り出すときに心配になる方が多いみたいですが,1つ知っておくべきこととして,ウーモが回転しているときに取り出そうとしないことです。
温め続けるとレインボー色になって止まるので,それまではひたすらさすって待ちましょう。
もちろん,子どもの好きなように楽しむのが一番ですが,当時は回りながら突きまくるウーモに果敢に挑んでいくドン・キホーテのような子どもがたくさんいたように思います。
それにしても,うまれたウーモは実に可愛らしいです↓
ただ,ここで「おや?」っと思った方がいらっしゃるかもしれません。
というのも,公式の動画は「マニュアル通りにせよ」とは決して言わず,子どもにドン・キホーテになることをむしろ勧めているからです。
「嘴につつかれないようにしながら」という物言いが,説明書の内容通りには決していかないことを暗に認めているように感じました。
続けてもう1つ述べておくと,タマゴの底に固定されている状態を解除するためには大きな力が必要です。
結構な音がすると思いますが,それで構いません。
![玩具担当](https://culaneenergycorp.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
このとき注意すべきこととして,ウーモの羽がタマゴにひっかかって折れてしまわないようにします。
もっとも,予め対策としてウーモの羽の周りはプラスチックフィルムでぐるぐる巻きにされているのですが,子どもに頼まれて除去する際には
うまれたての赤ちゃんは弱いんだよ。お父さんは慣れてるからね。まかせて!
などと余裕で返せたら最高です。
ちなみに,この様子は他人様には到底見せられないもののようで,どのウーモの公式動画にも出てきません。
おそらくこの様子を見て萎えてしまう人が一定割合いるからではないかと推察しています。
赤ちゃんだって,生まれたばかりの頃はあれですからね。
「きれいにする必要があるんだよー」などと教えてあげれば良いでしょう。
ウーモが無事に取り出せたらお腹を押しますが,そこでようやく,有名な「Happy Birthday Song」を歌ってくれます(後述)。
説明書には,このタイミングで「電池を変えてね」という指示があるのに驚きましたが,生まれてくるのに相当の電力を消費してしまうようです。
今後の発育ステージを何の問題もなく乗り切るためには,電池交換という保険をかけておくのも納得でしょう。
ふ化後の段階
このあとの発育ステージでは,ウーモの目の色(光)に注目してください↓
うまれたウーモで特に面白いのは「まねしてウーモ」です!
青緑色に光ったらウーモのお腹を長押しして,相手が「ハロー」と言ったら,こちらから話しかけてみましょう。
押した指はそのままで,離すと録音が終了です。
それでは詳しい機能を1つ1つ段階ごとに見ていきます。
ベビーステージ
まずはベビーステージになりますが,基本は黄色です。
ご飯をあげたり(クリスマスケーキとかを食べてくれます),てるてるぼうずのように逆さにつるしたり,くすぐったりなでてみたりするとリアクションしてくれます。
青色で怖がってるところを,さらに手を叩いて,もっと怖がらせるのもありみたいですが,最新のウーモでは社会情勢への配慮からか,本機能は搭載されていません。
しゃっくりが出たときも,手を叩いて驚かせると止まります↓
タマゴステージにもゲップはありましたが,ベビーのときにゲップの世話をするなんて,まさに子ども自身が赤ちゃんのときにされてきたことですから,なんだかおもしろいです。
この時期においても,ウーモがHappy birthdayを歌ってくれることで次の段階に進むことができます。
キッズステージ
2段階目にあたるキッズステージでは,ウーモのお腹を押すたびに,ゲームモードを切り替えることができました。
青緑色は「まねしてウーモ」の他,白色点滅で「あるいてウーモ」,紫点滅で踊り出します。
ベビーステージから継続で,遊びの動作も継続です↓
ジュニアステージ
さて,最後はジュニアステージです!
ここではたくさんの遊びができますし,今後の成長はもうないので,しっかり遊び尽くしましょう↓
ジュニアウーモでは,目が緑で点滅すると,リズムゲームが始まり,赤では捕まえるゲームが追加でできるようになります。
さらに,青色点滅では旗揚げゲームを楽しむことができ,オレンジ色で「はいかいいえ」で質問に答えてくれるみたいです。
これらのゲームもお腹を押すことで,どのゲームで遊ぶのかを切り替えられます↓
このリズムゲームの難易度も,ウーモのように徐々に上げてくれると良いなと思いました。
ちなみに,子どもがお世話しなくなった時にはこっそりリセットをして,ベビーステージに戻してしまうのも良い方法かもしれません。
ウーモで遊んだ子が今度親になって,「お父さん(お母さん)が子供の頃もね…」などと,自分の子に似たようなクリスマスプレゼントを選んで買ってあげる未来が楽しみです。
うまれてウーモでよくある質問
最後に,うまれてウーモでよくされる質問とその解説をしておきます。
初期不良について
2016年の話ですが,海外では,うまれてウーモがうまれてこないことが大きな問題となり,海外版Amazonの口コミは初期不良とメーカーの対応に非難が殺到しました。
そして,日本においても「クリスマス」という,最も多くのウーモがふ化する時期に同じような事態が起こってしまわないかと私は心配していたのですが,日本の公式輸入販売元であるタカラトミーさんの神対応がそんな心配を吹き飛ばしてくれたことを今でもはっきり覚えています。
初期不良があった際にはすぐに連絡を入れると,即日で代替品を送ってくれました。
時はクリスマスという,もっとも品薄の時期であるにもかかわらずです。
しかも,不良品のウーモは送り返さなくていいという話でした。
表には出てきていませんが,こういう対応ができるところが日本企業の素晴らしいところだなと思ったものです。
![玩具担当](https://culaneenergycorp.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
スリープモードについて
故障が疑われた際,真っ先に確かめてほしいこととして,自宅のウーモがスリープモードに入っていないことが,取扱説明書に記載されています↓
復習になりますが,タマゴのステージにおいてですが,8秒間逆さまにしてしまうとタマゴはスリープモードに突入します。
そしてその解除方法は,1回タマゴをさかさまにしてから,天地を元の位置に戻すという話でした。
また,発育ステージがベビーステージ以降になると,スリープモードに入るまでの時間が延びます。
目安として2分が経過することでスリープモードに入るので,こちらも頭のどこかに留めておきましょう。
音量の切り替えや発育のリセットについて
音量自体の単独のスイッチがないからでしょうが,音量を小さくできる機能を知らない人が多いです。
出荷時は「大」の状態ですが,お腹を押しながらスイッチをオンすることで「小」へと変わります。
電源をその後オフにすると,次に電源をonにしたときに音量は「大」に戻ってしまうのがやや不便ではありますが,そこは仕方ないでしょう。
![玩具担当](https://culaneenergycorp.com/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
発育段階のリセット方法ですが,細い針などでボタンを押すわけですが,詳しい位置などは以下の画像でご確認ください↓
以上,色々と知らないことがあったのではないでしょうか。
お役に立てたようでしたら幸いです。
ここまでお読みくださった方,「おつかれウーモ」でした!