最近トイカメラ(キッズカメラ)に興味を持ったので,色々調べて購入しました。
いわゆる子ども向けのカメラにもかかわらず,静止画だけでなく動画まで撮れる上,画素数はなんと800万~2000万画素程度のものまで売られており,しかもその値段は1万円せずに買えてしまうというのですから驚きです。
とはいえ実際に買ってみると,思っていたのと違うところもいくつかありました。
今回はそういった点を中心にレビューしてみたいと思います。
トイカメラの魅力とは
まず最初に,トイカメラは良いものです!
その気持ちは購入後も変わりません。
ここではまずその魅力についてみてみましょう!
わかりやすい操作と便利な機能!
複雑な機能がないことに加え,子どもでも操作が容易になるよう調整されていて,大体どんなカメラでも,
機能:静止画+動画
設定:日付表示の有無・解像度の設定
が基本的な装備。
できることは少ないですが,被写体側の方が面白くしてくれるわけですから,写す側はこれで十分でしょう。
それ以上の機能については各カメラごとに異なりますが,例えば静止画だと,インカメラがあって自撮りができるものや,顔を自動で追尾する機能がついているカメラもあります。
加えて,フレームをいくつか選択できたり,中には連射やタイマー機能が付いているものなどもあり,遊び心をくすぐるような機能があったりなかったり。
どのカメラも子どもが持つ前提で設計されていますので,持ちやすいサイズ感と押しやすいボタン配置に工夫されており,「数分放置していると自動的に電源が切れる機能」のように,なるほど便利な機能もあります。
精密機器なのに丈夫!
繊細な扱いに慣れていない子どもであっても取り扱えるよう,衝撃に強いシリコンでカメラ全体が覆われていたり,水に濡らしてしまっても大丈夫なように防水機能が付いているものもあります。
メーカーによっては1年保証などを謳っているところもありますが,まずそうそう壊れることはなさそうに感じる堅牢さもトイカメラの魅力でしょう。
おもちゃなので安価!
もちろん壊れてしまっても安価であるので,親のショックも少ないです。
子どもはよく大人の真似をしてスマホで写真を撮りたがりますが,あちらは10万円する場合もありますし,できるだけ触ってほしくないのが本音。
トイカメラは3000円程度から豊富なラインナップが揃っており,1万円を超えるようなものはほとんどありません。
プログラミング教育などが騒がれ,ハイエンドなおもちゃも登場してきている昨今。
そういうものは数万円したりしますし,買ってみたはいいものの扱いが難しく,意外とすぐに飽きたり,壊れてしまったという不満をレビュー欄に見つけた方もいるのではないでしょうか。
それらに比べると,トイカメラの安さは魅力的です。
子どもがとにかく喜ぶ
子どもは自分専用のカメラを持てて嬉しいようです。
私の時代は使い捨てカメラでした。もちろん現像する前からすでに楽しかったですけれど,今は撮った写真がすぐその場で確認できる時代。
「今日はこんなことをしたんだよー」と,写真や動画を見ながら楽しくおしゃべりするのは子どもに限らず,高校生や大学生の間でもよく見られる光景です。
加えて,トイカメラは見た目も可愛いですからね。
色がカラフルであったり,動物的なアレンジを加えられたものなど,そのバリエーションは豊富です。
ストラップで首から下げながら,必死になって面白い写真を撮ろうとするシーンは,どんな親であっても「うちの子,可愛い!」と感じることでしょう。
実機レビュー
続けて,実機のレビューに入ります。今回は2つ購入してみました。
どちらも5歳以下の女の子用に買ったものです。
まずは1つめ!
パッケージの時点ですでに可愛らしいですね。
中からは結構色々出てきましたよ。
- カメラ本体+シリコンケース
- デコレーションシール
- ストラップ2種類
- USB充電ケーブル
- 取り扱い説明書
シールとストラップはあくまでおまけ扱いなのか,説明書に記載はありませんでした。
また,USBケーブルはスマホやゲーム機に付いてくる5V電源に差し込んで使います。
こちらの機能としてはインカメラを備え,フレームやフィルターは25種類。
設定は,操作音を変更できたり(小,中,大,オフから)フラッシュの設定があるのが独特です(自動,on,off)。
シリコンケースが付いているので,頑丈さには定評があります↓↓
詳しいスペックは以下の通り。
- 画面:2インチ(フルビューHD)
- ビデオフォーマット:Avi形式
- 動画解像度:1920×1080 30fps
- 静止画素数:2000万・1600万・1200万・500万画素
- マイクロSDカード:32GBまで
- 充電:2時間
- 動画:1時間
続けて2つ目!
こちらはプリキュアに出てきそうな見た目をしていますね。
セット内容は1つ目とほぼ同じでした。
シールもデフォルトと考えてもいいのかもしれません(ただし,こちらはカメラには貼れないサイズですね)。
設定できる項目もほぼ同じで,フィルターは10種類。
ゲーム機能もありましたが,あまり使えそうにはなかったです。
ちなみに商品紹介には最大解像度が5Mとありましたが,届いたのは3Mでした。加えてズーム機能はないなど,いろいろと食い違いがあったので問い合わせてみたいと思います。
さて,気になるカメラの性能ですが,2000万画素で撮ったからといっても,そこまでのクオリティーの写真にはなりません↓↓
※これは実際に1つ目のトイカメラで撮影した写真です。
ピントやレンズの性能が大きくものをいうのがわかりました(なお,普段当サイトで使っているカメラも2000万画素です)。
また,子どもはカメラに付属している2.0インチの液晶で確認するのがほとんどなので,テレビにつないで大画面で見るようなことがなければ3Mでも十分だと感じました。
参考までに,以下は3Mで撮ったものです↓↓
もちろん,1つ目のカメラは人の顔や遠くを撮るのに向いていたりと,活躍シーンが異なることも考慮すべきでしょう。
インカメラや動画もそれなりの品質でかなり楽しめましたし,人の顔を撮る際はそこにピントが自動で合う機能は使いやすそうでしたから。
フラッシュはないのとほとんど変わりません。
次章では,これらのレビューを踏まえ,ネットでトイカメラを買う際の注意事項について触れてみたいと思います。
購入時の注意
画素数について
800万画素もあれば特に違和感ありません。
が,カメラに備え付けの液晶では,画素数の違いを表現しきれないので,変な話3Mのものが20Mよりもきれいに見えることもあります↓↓
テレビに映し出してみるのならともかく,子どもが遊ぶ分には画素数は気にしなくていいと思います。
もちろんデータを取り出してパソコンで確認すると差は明らかに感じますが,それでも大人のデジカメには及びませんので。
機能を確認!
これらについては魅力のところで記述しました。
静止画だけでなく動画も撮れたり,水に多少濡れても大丈夫なものや,フィルターの種類が豊富だったり自撮りに対応したものまで,付加機能は色々です!
実機に触れにくいので使用感については運任せになる場合も多いですが,何ができるのかは予め把握しておきましょう。
動画とインカメラ付きのものが特におすすめです。
記録媒体(SDカード)を確認!
画素数が多いもの(1600万画素)で撮ってもデータサイズは1枚せいぜい8Mくらい。
16GBのSDカードがあれば削除なしで2000枚撮れます。
動画のことも考えると,これで十分でしょう。
また,カード自体の値段も安くなっており,32GBのマイクロSDカードも1000円しないで買える時代です。
販売時に大容量のSDカードが付属しているからといって,その分値段を引き上げられてしまってもたまりません。
カメラ実機は安く買いましょう。
なお,私は以下のマイクロSDHCを別途購入しました(カメラ側が最大32GBまで対応していたので,私は目いっぱいで買いました)↓↓
注意点としては,「マイクロ」が付いているものを選ぶようにすることです(SDHCのようにHCが付くのは「容量が16GB以上である」ことを示す意味であり,何も問題ありません)。
デザイン
最近のトイカメラは,色はもちろん,見た目にもこだわっており,可愛らしいフォルムのものがいっぱい出てきています。
わが子に持たせたときの様子を想像し,ピッタリのものを選んであげましょう!
私はデザインを最重要視し,次に機能,そして値段,最後にSDカード容量という順でクリアしたものを購入しました。
まとめ
以上,最近流行っているトイカメラのレビューとその選び方についてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。
多機能化が進んでスマホは高くなる一方ですが,カメラ自体はこんなに安くなっているんですね。
加えてトイカメラは可愛く,そして使いやすく改良されてきています。
是非お子様にトイカメラを持たせて,その日に出会った不思議な発見について話を聞かせてもらってみてはいかがでしょうか。
私は上のどちらもAmazonで購入しましたが,贈り物にする場合はラッピングをお願いした方が,汚れたものが届きづらいかもしれません(もっともMade in Chinaですので,そこまでのものを期待してはいけないとも思っています)。
最後までお読みいただき,ありがとうございました!