テーブルゲームのド定番である「おばけキャッチ」を購入してみたので,レビューしていきたいと思います。
Amazonの人気ランキングでもずっと上位に君臨するほどの実力がある本ゲームですが,どのような魅力があるのでしょうか。
おばけキャッチとは
おばけキャッチはドイツで生まれたテーブルゲームです。
製作したのはJacques Zeimetという方。
まず最初にですが,このゲームの独特な世界観に触れるために,パッケージ裏に書かれた物語を読み進めなければなりません↓
ある幽霊屋敷の地下室で呪われたカメラが見つかった・・・。このカメラで撮影されたモノは,どういうわけかときどきまちがった色で写ってしまうという・・・。さて,いま目の前にある写真は本当に正しい色で写っているのか?あるいはまちがっているのか?
ディズニーランドのホーンテッドマンションじゃないですが,ある屋敷の地下室にプレイヤー全員が入ったと想像することからゲームは始まります。
この部屋で勝てるのは本物を見抜く力がある人だけ。
まず日本人では出せなさそうな発想ですよね!
しかし,登場するお化けやネズミが一体どんなキャラクターなのかも語られません。
突然,写真の真偽を問われているシチュエーションですが,仲間内で言い合っているのでしょうか,それともお化けに試されているのでしょうか。
いずれにせよ,上記設定について知っておかないと,説明書で「地下室」や「写真」などと書かれていても,はてな状態になってしまいますからね。
是非,初めての方がいらっしゃるときは教えてあげてください!
なお,内容物は以下の通り↓
- 「コマ」と呼ばれる人形が5つ
- 写真カード60枚
- 取扱説明書
中身はいたってシンプルですよね。
これでどうやって遊ぶのでしょう?
次章でルールを解説します!
ルール説明
まず5個のコマをテーブルの中央に丸くなるように並べましょう!
続けて,カードをよく混ぜて,裏向きのまま置いておきます。
おばけキャッチでは,簡単に楽しめる『お手軽ルール』と,『ノーマルルール』がありますが,まずは簡単な方から説明します。
お手軽ルール
カードは大別すると2種類になり,「真実を映し出しているもの」と「嘘偽りだらけのもの」があります。
以下の写真を見てください↓
左の2枚は,正しく被写体を映し出せています(「白いお化け」と「青い本」が写っていますが,これらは真実そのものと同じ色です)。
こういった場合は,プレイヤーはすかさずその被写体を取ります(キャッチします)。
逆に右の2つは対応するコマがありません。
白い本や赤い瓶,緑のイスや白いネズミは存在しないからです。
この場合は,色も種類も写っていないものをキャッチします。
右上のカードの場合どうでしょうか。
赤でも白でも瓶でも本でもないものといえば,ネズミですね!
写真1枚に必ず1つのコマが対応し,2つ以上対応することはありません。
右下のカードでは本を取ります。
ノーマルルール
上記で説明したものに,以下の規則を付け足すことでこの2つ目のノーマルルールとなります。
本が写っている場合にのみ,正解のコマを声に出して言う
この条件が1つ加わるだけで,ミスする確率がだいぶ上がります。
例えば,以下の場合を考えてみましょう↓
どちらも本が写っているので,声に出して言わなければなりません。
左では青い本が答えですので,「本」と言います。
うっかり手でつかんでしまったらそれはミスです。
逆に右側のものでは,赤いイスが答えとなります。
この場合もキャッチせずに「イス」と言いましょう!
最後にミス(お手つき)したときの罰則ですが,自分が持っているカードを正解者に差し出さなければいけません。
全員間違えた場合は,カードを場に出し,次の試合に持ち越しとなります。
ペナルティーが重いので,うかつに行動しづらいのもこのゲームの特徴です。
もちろん攻めるときは,ミスを気にせず果敢に挑みましょう!
まとめ
以上が,おばけキャッチのレビューとなります。
誰とやっても実力差が出にくい(人柄の良い人はチャンスを逃しがちではありますが)ゲームに仕上がっていました。
対象年齢は8歳以上,プレイ人数は8人まで楽しめて,1ゲームあたり20~30分かかります。
TVで紹介されるたびに,それまでおばけキャッチを知らなかった人がすぐに買うので,在庫があるうちに一つ持っておきましょう!
ちなみに,このおばけキャッチをより難しくしたGEISTES BLITZ(日本語版はありません)もありますが,大人だけが集まってやってもさすがに難しそうですね↓
このテーブルゲームは大人子ども問わず,遊んだ人がみんな「頭を使うって楽しい!」と思える,珍しいタイプのゲームです。
是非みなさんにもやってみてほしいと思います↓
最後までお読みいただきありがとうございました。