今回はタカラトミーアーツから先日発売されたばかりの
『究極のTKG(究極のたまごかけごはん)』
の方,レビューしていきたいと思います(TKGとは「たまごかけごはん」の短縮形です)。
機械で作ったTKGは,普段から食べ慣れているものと何か違いがあるのでしょうか。
さっぱりわかりませんが,これから一緒に見ていきましょう!
究極のTKGとは
究極のTKGとは,ある日突然,やたらと凝った動画と共にtwitterの話題をさらった,大人向けクッキングトイです↓↓
この動画を観たレビューには,
「卵かけご飯がクラウド化した…だと」
「タカラトミーは最近攻めすぎ」
「これを欲しがるのは,よほどの物好きか求道者か」
「お菓子作りによさげ」
などと言った凝ったコメントが立ち並び,ヒルナンデスを始めとしたテレビ番組でも取り上げられた途端人気に火がついて,たちまち在庫ありのお店がなくなってしまったほどです。
今ではむしろ在庫が余っていたりしますが,発売直後の11月1日からはチキンラーメンとのコラボキャンペーンも始まったりと,かなり熱を入れた展開をしていたんですよ。
色々活躍できる場所がありそうな究極のTKGですが,早速購入しましたので,レビューの方していきましょう。
セット内容
まずは外観から見てみましょう。
表にはチキンラーメンのシールが!
そして早速注意点ですが,この左下に小さな字で書かれているように電池は別売りです。
単2型のアルカリ乾電池が2本必要です(入っているものとばかり思っていました)。
裏側には調理例や使用上の注意が書かれています。
大人のクッキングトイですからね。対象年齢は15歳と高めです。
その他,側面には究極のTKGの機能と使い方の紹介があります。
操作してなんらかのアクションが起こるわけですから,しっかりおもちゃになっているなーって思います。
「やっぱり機械で割った卵は一味違う!!」
というキャッチコピーにはかなりそそられるものがありませんか↓↓
私はこの一言で購入を決意しました。
それでは開けてみましょう!
セット内容ですが,本体・手入れ用のブラシ・取扱説明書の3つです。
ブラシが活躍するのは細かいところの掃除用。
具体的には,攪拌ユニットというパーツのバネの掃除(バネを伸び縮みさせないように掃除する必要があるため)と,メカボックスの手入れ(水で洗えないため)の2つの場面においてです。
上の写真では本体はなんとなく2つに分かれていますが,実際は『フタ・クリアカバー・黄身トレイ・攪拌ユニット・白身トレイ・メカボックス』の6つに細かく分けることができます。
使い方
電池をセット!
まずは電池を入れます。単2型アルカリ乾電池が2本必要です(別売)。
この時ドライバーも必要となりますが,結構ネジは小さめです↓↓
電池を入れると,メカボックスも重くなり安定度が増します。
洗うよ!
使用前にメカボックス以外のパーツを全部洗います(このメカボックス,うっかりすると普通に洗ってしまいそうになりますが,洗えません)!
究極のTKGについてよく知らない人が,流しに置いてあるのを見たら躊躇なく洗ってしまうレベルですので,特に気を付けてください。
なお,白身の泡立ちは水分があるとうまくいかないそうなので,白身トレイ(一番最後に白身が落ちるトレイ)と攪拌ユニット(バネ付きのパーツ)はタオル等で水気をよくふき取りましょう。
やや難しいのがフタの外し方ですが,左右このようにつまみと出っ張りを親指と人差し指に担当させてつまんで,上に引っ張ると簡単です(写真は左手しか写っていませんが右手も同じようにつまみます)↓↓
ちょっと固めと感じるかもしれませんね。
本体の組み立て
メカボックスに白身トレイをセット。溝を合わせればしっかりハマります。
次に攪拌ユニットをセット。
あとは黄身トレイ・クリアカバーの順で載せます。
クリアカバーはメカっぽい機構。
タマゴの殻は針とか出てくるわけじゃないんですね(卵を風船のようなものと勘違いしてました)。
完成形がこちら(フタはしなくていいです。すぐ外すことになるので)↓↓
調理方法
次からは,いよいよ調理に入っていきます。
蓋を外して,ストッパーを倒すとタマゴホルダーが開かなくなります。
そしたら卵を入れますが,「水で良く洗い,ふきんで拭いてね」と書いてあるあたり,かなり衛生面への配慮が見受けられます。
小さいタマゴの場合,タマゴの向きにも注意してください。変な向きで固定してしまうと,後で殻ごと落下する憂き目にあいます。
フタを載せるとチョップボタンが上がっているのがわかります↓↓
本体を押さえて上からエイっと叩きます。軽くじゃビクともしません。
ストッパーを戻してホルダーボタンを押し込んで,こタマゴを黄身トレーの上に落とします。
このとき,白身と黄身が分離されます。
さて,これで卵割りユニットを外しますが,残ったのは下半分のみ↓↓
さぁ,ついにメインイベントであるホイップ開始です!!
攪拌の目安は3つほど書いてあり,時間の経過と共に白身の泡立ちが濃厚になってきます。
自分の好みで泡立ちを変えられる点が魅力的ですね。
これから数分間かき混ぜることになりますが,スイッチは押し込めるのでずっと押さえている必要はありません。
グルグル~
【1分経過】
泡が目立ちますが,ここで止めれば軽い食感で食べられそう。
【2分経過】
かなりクリーミーになりましたね。食材との相性が良さそうです。
攪拌も一定速度というわけではなく,なんとなく動きが考えられている印象を受けました。
【3分経過】
ここまで膨らむのかと驚くくらいに攪拌が進み,クリーミーさも最高レベルへ!
これぞまさに,キングオブクリーミー!!10分立てになります。
ボリュームがあるので麺類にも合いそうです。
ヤマイモのような見た目・・・ゴクリ。
ご飯をよそってきたら,載せてみましょう。
な,なんだこれは!!!!
白身の形が,黄身トレーの形そのままに!!
浅草に行ったときにみかけた,どこぞのビールメーカーの泡みたいな形に!!
ちなみにこの筋斗雲には乗るのは黄身さんです。
おいしそうすぎるので,サムネ決定です(笑)
食べてみましょうか。
「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛」
白身ってドロッとした感じがあるじゃないですか!
しかし,この白身にはそんな名残がまったくない!!
泡が優しい!
超うまい!!
買って良かった!!!
この後,バリエーションとしてこんなものも使ってみました。
神宗さんの『卵かけご飯がおいしい詰め合わせ』です。
炊いたご飯に,甘めのだし醤油と「つぶ昆」・「こな昆」という昆布の旨みを凝縮させた粉末を混ぜ込めば、昆布の旨みたっぷりのTKGができます。
いやー,滑らかさが全然違います!!
シジミのお味噌汁と一緒に食べれば,今日の仕事も頑張れそうです(笑)
まとめ
以上,究極のTKGのレビューでした。
人力では成し遂げにくい攪拌力により,これまでに味わったことのないふわふわでとろとろの,まさに究極の白身が簡単に作れました。
忙しいとどうしても白身と黄身を一緒に混ぜてしまいますが,おいしい卵かけご飯の食べ方の一つとして,黄身は割らずに殻の中に残しておいて,白身だけ先にかき混ぜてから黄身を乗せて食べるという方法が良いと耳にしたことがあります。
洗い物が必要になるとか少し手間は出てきますが,未体験ゾーンが開けますからね。
多少の労力は惜しんではいけないのだなと思わされました。
他に色々とトッピングにこだわって,自分だけの究極TKGを探してみたいと思います。
家に誰か遊びに来たときはぜひ振る舞ってあげたくなる,そんなおもちゃは,私的に大ヒット。
心から買って良かったと思える商品でしたので,みなさんにもおすすめします!
後発で,究極のNTO(納豆)も出ています。
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました!