今回は自分でスーパーボールを作れる,クツワ株式会社の
どでかいスーパーボールをつくろう
をレビューします。
購入を考えていて,完成までの難易度やオススメ度について興味がある方は是非読んでいただけたらと思います。
パッケージとセット内容
今回レビューするのは,見るからに子どもに受けそうなスーパーボールを自作できるキットです。
対象年齢は6才以上。
誰しもかつてはスーパーボールの不思議な弾力に魅了された経験をお持ちでしょうから,
「自分なりのオリジナルボールが作れるなんて,きっと子どもも喜ぶだろう」
と思って購入を考えると思います。
もちろん私もそうです。
ちなみに色のバリエーションは3色あったのですが,今回は
- キラキラブルー(青キラ)
- マーブルブルー(青マーブル)
という2つを注文してみました。
セット内容はそれぞれ以下の通りです↓↓
【どでかいスーパーボールをつくろう青キラ】
- スーパーボールのもと(青4色)
- ラメ
- 芯
- フィルター
- 説明書
スーパーボールのカラーを決める「もと」は青一色。
ラメは星型に作られており,傾けると昔のカードダスのようにキラキラきれいに光るものです。
なお,「芯」というのはスーパーボールの中心(核)になる小さなスーパーボールであり,まん丸く仕上げるためには必須のパーツ。
私は当初,何か子どもの好きなフィギュアかなんかをボールの真ん中に浮かべるように入れようと思っていたので,この「芯」の存在を知ったとき,ちょっと残念でした。
次にある「フィルター」とは,紙でできた,それこそコーヒーの紙ドリップのような質感のもので,作成に使うマグカップを汚れや付着から保護するために使います。
説明書には詳しく作り方が書かれています(後述)。
もう一つの色違いにあたるマーブルブルーは多少内容物が異なります↓↓
【どでかいスーパーボールをつくろう青マーブル】
- スーパーボールのもと(青2色・緑・白)
- 蓄光パウダー
- 芯
- フィルター
- 説明書
こちらは暗くすると光るのがウリですので,蓄光パウダーが付属。
「もと」にはマーブル模様を作るために複数の色があります。
それ以外は先に紹介したものと同じです。
なお,次章で紹介する,具体的なスーパーボールの作り方も基本はほぼ同じなので,マーブルブルーの作成を例にレビューしていくことにします。
スーパーボールの作り方
それではスーパーボールを作っていきましょう!
手順は全部で6つですが,納得がいくまで熱湯に入れてはこねてを繰り返すので,思った以上に長く楽しめます(逆に言えば集中できない子だと飽きてしまうかもしれません)。
なお,セット内容の欄で説明した以外に,
- 陶器のマグカップ(直径・高さともに8㎝以上)
- 割りばし
- ふきん
- ハサミ
- 下敷き
を必要とします(個人的にはこれにタイマーと電気ケトルがいるかなぁと)。
なかなかに準備も大変でした。
これに加えて80度以上のお湯を数リットル使いますからね。
なお,プラスチック製だと「もと」がくっつきやすくなってしまうからでしょうか。
箸もマグカップも材質には注意してください。
では始めましょう!
- フィルターを広げてカップに設置し,カップに半分くらいお湯を入れて内側にくっつくように箸で押さえます。静かに出し入れをしないと紙フィルターがくたっと中心に倒れてきてしまいますからね。
- 次にスーパーボールの「もと」の白のみお湯に入れ3分以上待ちましょう(説明書には2~3分とありましたが,それ以上にかかる感じです)。この作業はキラキラブルーにはありません。「もと」がやわらかくなったらふきんで水気を取ってから平らにし,蓄光パウダーを練りこみます。水気をきることで,熱くなくなり触れるようになる他,蓄光パウダーも流れずに済みます。
- 新しいお湯に変えて(温度が下がるため),白を含む「もと」を全部入れて3分以上待ちます。この際「もと」はハサミで半分に切ることでカップに入れやすくなります。②の作業と同じようにふきんで水気を取って一つにまとめましょう(均等に混ぜ込む必要はないです)。
- 再び温めて柔らかくしたら,横に伸ばしながら芯に巻き付けていきます。
- その後はカップのお湯を入れ替えては丸く形を整えていきますが,下敷きがあると艶がでなくなります。
- 上の作業を繰り返し,満足がいく仕上がりになったら水で冷やして固めて終わりです。
以上が具体的な手順になります。
なお,キラキラブルーを作る場合は1色しかないので,上記2と3の手順が以下の手順に変わるので注意↓↓
「もと」を全てハサミで半分にした後,こねてラメを混ぜ込む
ちなみに星型のラメが子どもの手にちょっぴり刺さったように感じるようで,怖がりの子だとちょっと痛がるかもしれません。
また,全般に言えますが,もたもたしているとすぐに「もと」が固くなってしまうので,お湯に入れて待つ時間がかなり多いです。
たっぷり時間をかけないと柔らかくなりませんからね。
というわけで,お湯をカップに注ぐまでは大人が手助けしますが,柔らかくなるまでの間,つまり「もと」を熱湯の中でグニグニするのは子どもにやらせる必要があります。
勢いよく沈めなければ熱湯も飛び散らず熱い思いをしませんからね。
ボトンとお湯にスーパーボールを投げ入れると多少火傷しますので,そこにだけは注意してください。
なお,最初,ふきんで水をきることの大切さがわからず,
「熱い,火傷する!」
と困っていましたが,何が熱いかというと「もと」の周りに存在する熱湯なんですよね。
ふきんで包むようにしてぎゅーっと絞れば,かなり扱いやすくなります。
どでかいスーパーボールの完成形と総評
こちらが完成した「どでかいスーパーボール」です。
丸くしようと,最後に私の手も加えて頑張ったのですが,真ん丸にはなりませんでした。
また,出来上がりが思った以上に固く,市販されているスーパーボール(ガチャガチャで数百円で買えるもの)と比べてもその差は明らかです↓↓
スーパーボール労力かけて作ってみたんですけど、市販品には及びません。「これもまた人生」だと子どもに伝えることにしました笑 pic.twitter.com/RoRd0QUZkF
— 「行き先は在庫あり」管理人 (@woomo_father) January 6, 2020
もちろん頑張って作ったのですから,大切にしようとは思いますが,思った以上に固く仕上がるので,階段の上から子どもに投げつけられた日にはなかなか破壊力が大きかったので,うちではお蔵入りしてしまいました(泣)
といったわけで,おすすめ度的にはやや低めの評価になってしまった,「どでかいスーパーボールをつくろう」でしたが,ゴムがびよーんと熱で伸びるところや,足の裏で踏ませて平らにさせたところなどは子どもに受けていましたし,このゴムは熱で何度もぐにゃぐにゃにできます(可逆性がある)ので,ゴム遊びだと割り切ってしまうと再利用できて評価も高まることでしょう。
興味がある方はまずは1つ作ってみて,それから買い足すことをおすすめします↓↓
私はAmazonで買いました。