「ねんどろいど」は可愛らしくデフォルメされたアクションフィギュア(2.5頭身で100mmサイズ)で,そのラインナップが幅広いこともあって大変購入しやすいものです。
なお,通常のフィギュアであればポーズはほぼ固定ですが,このねんどろいどは「アクション」の名を冠しているだけあって,手足パーツを動かしたり各種パーツを交換して見た目を大きく変えたり,ボディーを「どーる」と呼ばれるものに交換して遊ぶこともできたりと拡張性に優れています。
多少フィットするしないの問題は生じますが,発売時期が近いものの多くは互換性があり,色々なパーツ交換を試すことが可能です。
衣装や背景も専用のものを購入でき,本体の耐久性も中々なので長く遊べますが,当記事でできるだけ多くを語っていくことにしましょう!
ねんどろいどの歴史

ねんどろいどには,これまでに約3000種類のキャラクターが採用されてきました(同キャラの別バージョンも含みます)が,記念すべき最初の000番であるネコアルク「換装!ブーブー顔」編が発売されたのは2006年2月のことです。
これはつまり,すでに約20年の歴史があることを示しているわけですが,私も不定期ながら買い続けていて,我が家にあるもので一番古いねんどろいどは037番のぱすてるインク(2008年8月発売)となります。
ちょうどその頃は「萌える単語帳(もえたん)」が注目されていた時期で,私もそれで学んで受験に挑んだわけですが,このようにねんどろいどはその時代を象徴する流行りのキャラクター(実際の人物やオリキャラもたまにあります)を発売することが多いです。
人気アニメやゲームのキャラクターはほとんど全てが商品化され,これまでの全ラインナップは販売元のグッドスマイルカンパニーのHPで確認することができますが,単純に平均しても年間100体を超えるペースでねんどろいど化されてきた事実に大変な驚きと感謝の念を抱かずにはいられません↓
中にはマリオやミッキーのように常時人気のあるキャラがねんどろいど化されることもありますが,今自分が持っている顔ぶれを改めて見返してみると,当時のことを鮮明に思い出せるあたりが趣深い玩具のように感じます。
特に2011年6月に発売された170番の「初音ミク応援Ver.」は,東日本大震災の復興のために購入金額の3分の1が日本赤十字社に寄付されたとあって,目の届く範囲にいつまでも飾っておきたいねんどろいどの一つになりました(似た試みは,複数の災害が一斉に発生した2018年にも行われました)↓

ところで,初音ミクのねんどろいどはツインテールのおかげで台座なしで自立するところも,絶大な人気の高さに貢献しているように思います。
なお,基本的に過去の作品を後から好きなタイミングに購入することはできず,後になって,
あのとき買っておくべきだったなぁ。
と後悔の念に駆られることがあるのが玉に瑕です。
確実に買いたい場合は予約して購入してください。
グッスマの公式ショップだと特典が付くので一番おすすめですが,定価よりも安く買いやすい場合には別のショップがおすすめです。
さて,ねんどろいどから派生したシリーズ(「ねんどろいど〇〇」などと記載される)には数多くの種類が存在し,それぞれの簡単な紹介は以下のようになります↓
どーる:頭部はねんどろいどで体サイズは通常のねんどろいどより大きめ。衣装は布製。オリジナルキャラもいる。
ぷらす:アクスタやストラップ,ぬいぐるみの形態を取る。
もあ:ねんどろいどの着せ替え用衣装やパーツから飾って魅せるための便利グッズまで多岐にわたる。
ぷち:全長6.5cmの小さなねんどろいど。
Swacchao!:より身近かつ手軽に飾れるようにと椅子に座る形をしたねんどろいど。
らいと:通常のものより構成パーツを簡略化し(表情パーツが1種類しかないなど)価格を抑えたシリーズ。
こ~で:パーツは4つ(ヘッド・トップス・アンダー・シューズ)のみで構成され,同シリーズ間で着せ替えが可能。
じゃんぼ:全長27cmにも及ぶ巨大サイズのねんどろいど。
らーじ:全長20cmに及ぶ巨大サイズのねんどろいど。じゃんぼに代わる存在。
さぷらいず:サイズは全長7cmで集めやすさに重点を置いたシリーズ。
ぴんず:ねんどろいどをピンズにしたものでサイズは約2~5cmと小さめ。
その他:EZ(いーじー)やぷちのしんせき,プレイセットなど
とはいえ,全てのシリーズが同じように今でも入手可能かと言えばそのようなことはなく,例えば,上で赤字にしたものは2023年以降に販売が見られませんでした。
今回は上記シリーズのうち「もあ」と「どーる」を詳しく紹介していきたいと思います。
前者はねんどろいどをさらに楽しむためのもので,パーツや付属品など,他のシリーズに含まれないものはすべてここに含まれると考えてしまって構いません。
後者は登場が2018年と比較的新しいものですが,最近は発売のペースが増して活気づいており,ねんどろいどどーる用の衣装やパーツはこちらに含まれます。
次章から,通常のねんどろいどと上の2シリーズについて具体的にみていくことにしましょう!
ねんどろいど兎田ぺこらのレビュー

ねんどろいどの例として,2022年10月に発売された1823番の「兎田ぺこら」を例に説明していきますが,最近はVTuberがねんどろいど化されることも多くなりました。
なお,2023年は兎年だったこともあって,「全人類兎化計画」の名の下,年末には有明アリーナでの単独ライブも成功させた彼女ですが,同年の世界女性ストリーマーNo.1の座を勝ち取り,現在のチャンネル登録者数は270万人を超えています↓
そんな彼女のねんどろいどですが,ちょうど2010年9月に発売された112番の小早川凛子が手元にあったので並べてみると,パッケージはこの10数年でスリム化したものの定価は1.5倍以上になっていて時代の流れを感じました。
原型の制作者は様々ですが,制作協力がねんどろんとなっているところは今も昔も変わりません。
セット内容としては塗装済みの可動フィギュアに,そのキャラに特徴的なパーツや専用台座が付いてくるのですが,細部の作り込みが年々改善されていることがわかります↓

左が兎田ぺこら,右が昔のものですが,印刷技術が良くなっている他,台座と本体を繋ぐジョイントパーツが長くなって安定化に貢献していたり,首ジョイントのパーツ数が増えたり,パーツの収縮防止ピンが付けられた状態で納品されたりするようになりました。
ねんどろいど兎田ぺこらは細かいパーツが多く,表情を3つのパーツから選択できて色々なポージングもできるので楽しいです↓

ドンちゃんや野うさぎも良い味を出しています。
彩色は細かく,手に取ってまじまじと眺めてみて初めて気付くような造形もあるでしょう。
足や指先,顔の角度などを細かく変えられる他,サングラスとマイクを使って印象的なぺこらっぷも再現できました↓

キャラを特徴づける箇所は,ねんどろいどであれば必ずどこかに見つけることができます。
なお,使わなかったパーツは100均の小物ケースに収納するのが昔ながらの定番です↓

この状態で保管するときは定期的に風を通すことが重要で,湿度や密封された環境が原因でパーツが加水分解してしまうことを低減できるように感じていますが,万一べたついてしまったときは中性洗剤を水で薄めたものを含ませた布でふき取ることにしています。
ひどい汚れはラッカー系の薄め液で落ちる可能性がありますが,印刷部分に触れると色が落ちてしまうのでおすすめしません。
長期保管には防湿庫を使用するのが一番です↓
ねんどろいどどーるのレビュー

ねんどろいどどーるは完成形で売られていることもありますが,通常のねんどろいどをどーる化することもできます。
ここでは,先ほどの兎田ぺこらをどーる化してみましょう!
別に用意するのは,本体ボディと衣装です。
本体ボディ

開封してみると,本体以外に台座とハンドパーツそして首を延長させるなどのジョイントパーツ,さらには支柱パーツが付属していました。
本体ボディの足裏には磁石が内蔵されていて自立を補助してくれますが,頭が重いねんどろいどだけに倒れる不安は常に付きまといます。
特に長時間放置するような場合は,支柱の使用が推奨されていることに注意してください。
なお,ねんどろいどどーるの本体を購入するにあたって気を配るべき点は,本体のカラーを何色にするかと体型をどうするかの2点です。
本体のカラーは「ノーマル(ピーチ)・シナモン・クリーム・アーモンドミルク」の4色が知られています(引用:ねんどろいどどーるの公式ページ)↓

とはいえ,ねんどろいどのヘッドを使ってどーる化する場合,全く同じ色とならない方がむしろ普通です。
例えば,兎田ぺこらのヘッドに対してボディをクリームにすると白すぎですが,ノーマルだと濃すぎで,シナモンはあまりに違いすぎてすぐに除外できましたが,アーモンドミルクが近いかなと思いました。
とはいえ,他のいくつかの顔パーツと比べてみるとどれも色が異なっているように見えてしまい,決して容易ではないことを再認識させられた次第です↓

同じねんどろいどもこれだけ色が違いますし,時間が経って黄変してしまうものも出てくるでしょう。
なお,体つきはWomanとGirl,ManとBoyの他,後になってKidsが加わりましたが,胸囲が数ミリ違うくらいで大差はありません(ただし,Kidsは全高が3.5cmほど低いです)。
詳しいサイズについては,すぐ上で紹介したリンク先に比較表が載っているのでそれを参考にしてください。
身長を大きく変えたい場合は「身長調整セット」を使いますが,それにより股下が1cmアップします(Kidsには使えません)。
通常のねんどろいどとの身長差は以下のような感じとなり,どーるはボディーだけで10cm(ねんどろいどの身長と同じ)で,頭まで含めると14cmほどの高さです(どーるは左がGirlで右がWomanです)↓

また,ねんどろいどどーるのパーツ類と言うのは年がら年中購入できるわけではないので,再販されて在庫があるうちにまとめて買っておくようにします。
アリス和風ドレスVer.
ねんどろいどどーるのおようふくセットとして,ここでは「アリス和風ドレスVer.」をレビューすることにしましょう!
日本でドール服と言えばアゾン製のものばかりを買ってきた私ですが,グッドスマイルの衣装も丁寧な作りに見えました↓

とはいえ,首回りが黒なのでここから色移りが生じる可能性がありますし,繊細な作りであることに変わりないので,着せ替える際は慎重に扱わなければなりません。
本体ボディに互換性があるものとして他にオビツ11用の衣装が挙げられますが,どーる用に設計された衣装は背中に台座やイーゼルを挿し込める専用の穴が開いているなど,独自の工夫が見られます↓

とはいえ,どーる用の衣装はそれ相応の値段が付けられているので,予算次第ではメルカリやBOOTHで個人が製作したものを買ってみても良いかもしれません。
なお,個人ディーラー様からカスタムヘッドを購入してオリジナルのドール(オビツろいど)を作った記事も書いているので,オリジナルカスタムに興味がある方は以下の記事も参考にしてください↓
-

ねんどろいどのカスタム方法!素敵なヘッドや衣装を探そう
すでにねんどろいどの基礎的な内容の記事を書きましたが,今回は自分でカスタムしてオリジナルのものを作ってみようと思います。 とはいえ,自分で顔にメイクしたり衣装を縫って作ったりすることはしません。 これ ...
続きを見る
ねんどろいどもあのレビュー

ねんどろいどもあに分類されるものは,比較的最近(2023~2025年)に発売されたものだけでも以下のように多種多様です↓
ねんどろいどもあの種別
フェイスパーツ,衣装(布製ではない),収納用ケース,家具類,背景,デコレーショングッズ,交換用台座など
ここでは,イーゼルと背景の2つを紹介していきたいと思います。
イーゼル
イーゼルは「ねんどろいど用」と「ねんどろいどどーる用」の2種類があることに注意してください↓

土台部分の大きさ分だけ高さが異なるので,どーるにねんどろいど用のイーゼルを使うことはできません(高さが足りませんでした)。
どーる用のものをねんどろいどに使うことは可能ですが,やや斜めにして固定することになるので,どちらか1つを買うのであればどーる用のもの択ですが,専用のものを使い分ける方が無難です。
なお,地面ががツルツルしている場所(例えば机の上)だと滑ってしまい,単独でねんどろいどを上手く保持することができませんでした。
後に壁があればそこで止まってくれるのでよいですが,無い場合はひっつき虫を使いましょう。
背景BOOK
続いて背景BOOKを紹介しますが,側面パーツ付きの3面背景BOOKです。
サイドの部分が存在するので立体的に撮れるところが魅力ですが,1冊につき5種類の背景が付属していて紙製なので軽く,薄くした状態で保管することができ,使用感は卓上カレンダーに似ています。
ただし,側面を付けるとやや扱いづらくなるため,使い勝手はそこそこと言っておくのが無難でしょう。
これまでに出た3冊は以下の通りです↓
- Sakura,Tea party,Easter,Wedding,Picnic in the forest
- Ginkgo Trees,Book Cafe,Winter Market,Illumination,Snow
- Sunset Beach,Sunrise Beach,Sunflower Field,Fireworks,Aquarium
実は先に示した初音ミク応援Ver.のところでSakuraの背景を使っていたのですが,どーる化した兎田ぺこらにEasterの背景を使ってみると以下のようになります↓

iPhoneで室内灯のみで撮ってこの状態ですから,背景の持つ力は絶大です。
もちろん同サイズのフィギュアにも使えるので,他のもあパーツよりも無駄になりにくいように感じます。
年末のポケモン配信と年始から引っ張りだこで,さすがに疲れたぺこ…
といった声が聞こえてきました。
なお,次に出てくる写真はBook Cafeとなり,ミラーレスカメラで撮影したものになります。
まとめ

以上,ねんどろいどの簡単な説明と兎田ぺこらのレビュー,さらにはどーるともあシリーズから,アリス和風ドレスVer.やイーゼル,背景BOOKなどを紹介してきました。
時代を代表する人気キャラがねんどろいど化されるので,毎月毎年のように好みのものが発売されるでしょう。
長く飾って置けるものなので,箱やビニール袋などにしまった状態で長期間放置することのないようにしてください。
なお,UVカットをしていない窓際に放置すればすぐに色褪せてしまいますが,UVカットのレースカーテンが1枚あれば紫外線の量をそれほど心配することなく,換気の点からも室内に出して遊ぶ方が長持ちしますし,何より楽しいです。
埃は基本的にブロアーで吹き飛ばすようにすれば問題ありません。
是非,ねんどろいどもあやねんどろいどどーるも一緒に買ってデコレーションしてみてください。
私は自分がハマったものに限定して,ねんどろいどを購入するようにルール化しているのですが,イーゼルが登場してからはより気軽に飾りやすくなったので,箱から出すことが多くなりました。
頭が重いねんどろいどだけに,台座との相性が悪いと最初はひっくり返ってしまって大変でしょうが,すぐに慣れると思います。
また,発売終了したものを後から入手するのは難しいので,これから発売されるものに目を向け,定期的にグッスマのサイトにて最新のラインナップを確認するようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。