今回は大人向けのレゴから「フラワーブーケ」をレビューしてみたいと思います。
子ども向けではないため,これまでに見たことのないようなパーツも多く,作る前からワクワクしてしまった私ですが,組み立ての難易度は程よく,初めてレゴに触る方でも途中で挫折することはありません。
実際に作ってみたときの様子についてはこれから紹介していくので,レゴ初心者である私がどのような感想を抱いたのか,是非知ってください!
大人レゴのフラワーブーケについて
発売日は2021年の元旦ということもあり,なんとも縁起の良さげな大人レゴのフラワーブーケ(品番10280)ですが,ピース数は756で,以前に作ったバラの120ピースと比べると実に6倍相当です。
ちなみに,その後3年で観葉植物やドライフラワーに盆栽,多肉植物に胡蝶蘭など,10種類以上が登場してきており,上述したバラですらブーケとなってピース数822で再登場してきたわけですから,今は数百のピースが当たり前になりつつあります↓
さて,本商品のレビューに戻りますが,A3サイズに届きそうな大きめのパッケージを見てみると,草花の本数も10本以上になっていて,中には色違いのバラも確認できました。
本作に含まれる植物について具体的に述べると,ヨーロッパやアメリカで固着している以下の6種類となっています(これ以外にススキらしき葉っぱなども含まれます)↓
- バラ(Rosa)
- キンギョソウ(Antirrhinum)
- ラベンダー(Lavandula)
- アスター(Asteraceae)
- ヒナギク(Bellis perennis)
- ポピー(Eschscholzia californica)
実際の写真を見てみるとより植物に愛着が持てるようになるので,よく知らない植物がありましたら,上の植物名のところをクリックしてみてください(Wikipediaに飛びます)。
なお,本作の説明書においてもまず最初に各植物に対する説明文があり,例えばバラですと「数百がバラ科に属し,数千もの栽培品種があり,世界中で色や香りを楽しむために栽培されている。レゴでは60種類以上のパーツから成り,外側の花びらの開き具合を調節できる」などと書かれていました。
説明文はどれも英語で書かれていますが,用語的に馴染みのなさそうなものは,petal=花びら,stalk=茎,shoot=新芽,stem=茎,bloom=花(動詞だと「咲く」の意)などでしょう。
ところで,私はこのフラワーブーケを作るにあたって,ブロックはずしを別途購入して準備万端のつもりでいたのですが,本作にデフォルトで含まれていたので無駄な買い物になってしまいました。
みなさま,どうぞお気を付けください。
参考までに,ブロックはずしを使用したのは合計して2回でしたが,このような引っ掛かりのないパーツも難なく取り外せるので,ブロックはずし自体は非常に便利です↓
値段ですが,大人レゴのボタニカルコレクションの中では高額な方ですが,オンラインショップで購入した場合はキャンペーンでおまけがもらえることがあったり,送料無料で在庫切れにもなりにくかったりするのでおすすめです↓
セット内容をみてみましょう!
袋は大きく6つあり,あとは先に少し触れた説明書のみが入っていますが,1~3の番号が振ってあり,それぞれに大体2種類の花が作れるので,一気にすべてを開封せず,順番ごとに開けては組み立ててを繰り返していくことで,大して混乱せずに作ることができます↓
それでは,ストップウォッチを片手に,次章から早速作っていきましょう!
レゴのフラワーブーケの組み立てに要する時間
まずは「1」と書かれた袋を開け,白いヒナギクと茶色っぽいローズを作っていきます。
花部を1つ作るのに似たようなパーツを大量に消費する他,同じものを複数個作ることも多く,パーツが減っていく速度が速いため,「まだこんなにあるのか」などとげんなりすることはありません。
パチパチっと小気味よくハマるのは流石レゴです。
正規品でないものは買わないようにしてください。
15分も経たずにヒナギク2本が完成しました。
次にローズの組み立て作業に移りますが,以前作った物の色違いかと思いきや,見知らぬパーツがあります↓
棘付きの枝2つと,ストレートなものを1つ作ると35分程度が経過,これで全体の3分の1が完成したわけです。
ローズの棘にあたる茶色いパーツは柔らかいので,爪で傷つけないよう注意してください。
次に「2」の袋に移りますが,色やパーツが異なるため,見た目にも癒されながら新鮮な気持ちで作ることができます↓
こういった飽きない工夫はレゴに共通している特徴です。
5分弱でオレンジ色のポピーが完成しました。
次に針のような葉っぱを組み立てますが,先ほどの棘と同様,柔らかいパーツになっているので,黒いレゴを押し込む際に植物の葉先を巻き込まないよう注意しましょう↓
続いて組み立てたのがキンギョソウなのですが,私は今回これが一番気に入りました。
花の部分ですが,これだけのパーツを取り付けるのですごくボリューミーで,作っていてとても楽しかったです↓
40分かけてようやく2袋目が終了となりました。
私はここで一度長めの休憩を取りましたが,1袋完成させるごとに休んでも構いません。
リフレッシュしたら,また楽しい気持ちで作り始めることができました。
3袋目は渋い色合いのセットです↓
ラベンダーの枝は細いですが,よく見ると2段になっていて,花びらパーツが途中でしっかり止まるようになっています。
細かいところまで気を配って設計されているので,それだけ頑丈で完成度も高くなるというわけです。
とはいえ,同じものを9つも作るのはなかなかに骨が折れそうだったので,お気に入りの音楽を聴きながらリラックスして作るように工夫しました↓
ラベンダーと大きめの葉っぱを作るのに必要な時間は20分です。
最後に挑むのはシオン属のアスターになりますが,こちらも同じようなパーツを取り付けていくことになるものの,1つの大きな花部が完成するので,キンギョソウばりに楽しく作ることができたように思います↓
この組み立てに10分を要したので,3袋目は計30分でした。
以上まとめると,レゴのフラワーブーケを組み立てるのにかかった時間は「計105分」となります。
なので大体2時間見ておけば,余裕を持って作業できるでしょう。
フラワーブーケを飾ってみたときの様子
レゴのフラワーブーケの完成形がこちらになります。
高さが18cm,口の部分が6cmほどの緑色の花瓶に生けてみましたが,サイズ的にはピッタリでした。
一番長いキンギョソウで高さが36cmあります。
とはいえ,茎の長さはブロックを外すことで短くできるのでこれより小さいものでも大丈夫ですし,花瓶の下にスポンジなどをかませばカサ増しもできるでしょう。
いずれにせよ,植物のバリエーションが豊富なので,豪華な見た目となることに十分満足しています。
ちなみに,冒頭に紹介した他のローズやチューリップ(2000円程度で買えるもの)と比較してみたのが以下の画像です↓
当初は一緒に飾れるのではないかと目論んでいましたが,サイズ的には一回り小さくできるので問題なくても,葉っぱの質感が異なるので,結論として両者は合わせない方が良いように感じました。
豆知識ですが,大人レゴの葉っぱは,別のレゴだと恐竜の羽として使われているパーツだったりします。
目いっぱい伸ばしたときの茎の長さは5cm以上異なり,葉の質感は大人レゴの方がリアルかつお洒落で,逆に廉価版の方はおもちゃ感があって可愛いです↓
両者とも独自の魅力があるので,合わせないで鑑賞するのであればどちらもおすすめです。
なお,今回作成したフラワーブーケは,玄関のところに飾っています。
まとめ
以上,大人レゴからフラワーブーケの組み立てに要した時間と,飾ったときの感じについてまとめてきました。
個性的な6種類の花が含まれていたので,作っていて大変に楽しく,できあがりも素晴らしいものでした。
花瓶に入れて玄関に置いてみると存在感があり,いつまでも枯れませんし壊れにくいためもう1年半この状態です。
掃除をするときも基本はエアダスターかはたきを利用するだけで,パーツが自然と取れてしまうことはありません。
当時のことを思い返してみると,大人レゴは2021年にマインドフルネスの流行に併せて,ストレス解消のお供にと,一時は深刻な品薄状態に陥るほどの人気を誇っていました。
もともと60種類ほどだった大人レゴですが,当時1年で130種類にまで倍増するとまで言われていたのが今,現実のものとなっています。
とはいえ,一度出たら未来永劫ラインナップに残り続けることもなく,例えば以下のレゴマリオが良い例ですが,廃版になってしまうことも少なくありません↓
2024年の6月現在,楽天のベネリックレゴストアに登録されている大人レゴの数を調べてみると以下の通りでした↓
Botanical(17種),Arts&Decortions(5種),Vehicles(20種),Entertainment(12種),Gaming(3種),Japanese(11種),Travel&History(10種),Lego collection(5種)
比較してみると,今回取り上げたフラワーブーケはコストパフォーマンスの高さと見た目の美しさで人気が高いことがわかります(レビュー件数も多いです)。
日々のストレス解消やインテリアとして使う目的で1つ購入してみてください↓
損した気分にはならないと思います。