今回は2018年3月31日に発売された「人生ゲームタイムスリップ」をレビューしてみたいと思います。
人生ゲームが初めて登場したのは1968年ということで,本商品はちょうど50周年記念に当たるバージョンです。
人生ゲームにはいくつもバリエーションがあり新陳代謝が激しいですが,中古で入手できる方法も増えています。
是非このレビューも商品選びの参考にしていただけたら幸いです。
人生ゲームタイムスリップの概要

基本情報
商品名:人生ゲーム タイムスリップ
販売元:タカラトミー
定価:4378円
発売日:2018年3月31日
プレイ人数:2~6人
対象年齢:6歳以上
この人生ゲームの特徴は,1968年にタイムスリップしたプレイヤーたちが,2018年までの50年間を振り返りながら億万長者を目指せるところにあります。
祖父母・父母・子の3世代が一度に楽しめることを想定して作られているため,親世代は昔を懐かしみながら遊ぶことができ,子どもたちは自分たちが生まれる前の時代についてちょっと詳しくなれるという,多少教育的な側面も持ち合わせたおもちゃです。
なお,本商品はちょっとしたヒットになったので,ポケット版が2018年の7月に発売された他,100年前にまで戻れる「タイムスリップ100」も2024年の3月に登場しています。
周年記念のものとしてはディズニー100も知られていますが,どれもすぐに販売終了になりがちで,基本的には中古での入手となるでしょう。
もちろん,新しく出たときはすぐに入手すれば,長く遊ぶことができます(すぐに飽きるものではありません)。
次章では,人生ゲームタイムスリップのセット内容をみていくことにしましょう!
人生ゲームのセット内容

人生ゲームを含む小道具の多いテーブルゲームでは,意外と準備に手間取るものです。
なので,みんなが集まったときを利用して,協力しながら一斉に用意するようにすると早く済ませられるでしょう。
取扱説明書によると,橋(明石海峡大橋)以外はシールを貼らずに始めることもできるようですが,以下のような状態だと,一つ一つの建物が何かよくわからないので,面白さが半減してしまいます↓

なので,しっかり全部にシールを貼るのが良く,そうすることで,ハウステンボス・東京スカイツリー・東京ドーム・中部国際空港・新国立競技場などが生き生きと感じられるようになりました↓

このとき,メーカーの細かい気遣いが感じられ,貼るときの目安になるガイド(くぼみなど)が付いていた他,カードを切り離すときにも,心なしかランナーから取り外しやすかったです↓

ゲーム盤は4つ折りになっていて,広げて使うことになります↓

紙質は,百人一首のように分厚くて丈夫なものです。
もっとも,未来ステージはちょっと薄めの紙でできているのですが,特に建物やルーレットを置く必要がないから分厚く作る必要がないのでしょう。
あくまでサブ的な扱いです↓

建物以外には,おなじみのルーレットや職業カード,ドル紙幣以外に,
- お宝カード
- タイムリープチケット
- 株券
といったものが付属していました↓

それでは,各車に人物ピンを乗せ,実際に遊んでいくことにしましょう!
人生ゲームのプレイ風景
まずは銀行役を1人決め,5000$ずつみんなに配ります。
自分に割り振られた色の車に1人乗せて,ルーレットの数が一番大きかったプレイヤーから時計回りでスタートです↓

次に進むコースを決めますが,「ビジネスマンルート」かフリーターにもなり得る「専門職ルート」のいずれかを選びます↓

注意が必要なのは赤いマスで,止まった時だけでなく通り過ぎた時にもその指示に従ってください。
なお,専門職を選ばなければビジネスマンには必ずなることができる仕様で,給料も必ず受け取ることができます。
ところで,ビジネスマンかそれ以外という区別が,社会で生きていると不思議と自分の中に芽生えがちですが,一体いつからこのような線引きがされるようになったのでしょう。
必ずしも,ローリスクローリターンVSハイリスクハイリターンという構図でもないはずですが。
話を元に戻しますが,ところどころにある異次元コースへの入り口マスに止まると,ゲーム盤の縁に設けられた「異次元コース」に移動するところが1つ特徴です↓

このときの進行方向は通常とは逆向きになり,当時の人生ゲームだったり社会の出来事が書かれていたりして面白い内容になります。
ここで初めて,プレイヤーの乗っている車がタイムマシン仕様となっていることに気が付きました。
また,異次元コースではなかなかにお得な報酬がもらえることが多いので,移動できれば基本的にラッキーだと思ってください↓

上に書かれているタイムリープチケットとは,止まったマスの指示を受けずにその1つ手前のマスに移動できるチケットです。
単純に,沢山保有しているほど有利にゲームを進められます(ただし,ストップマスと20XX年代コースでは使用不可です)。
バブル全盛の後のルートでは,ハイリスクハイリターンの「まだまだバブルルート」と,真逆の「コツコツ堅実ルート」を選ぶことができ,前者で以下のようなマスに止まれると株券2枚の他,東京ドームの物件を持っていると24万ドルまで貰うことができ,一気にトップに躍り出ることができるでしょう↓

私はその一つ手前のマスに止まってしまい,ひどい目にあってしまいましたが。
かなりの借金をしていないと選べませんが,最後にはお決まりの「人生最大の賭け」も当然用意されていて,大逆転が可能です。
ちなみに,私が遊んでみたときの1位はゴール時に123万2千ドルを保有していて圧倒的でした(4人で遊びましたが,2位は57万1千ドル,3位は17万5千ドルでした)↓

勝因は,先のバブルルートでの幸運と,カジノやお宝の運が異常に良かったことです。
人生ゲームタイムスリップでは,メインステージだけでなく,先に紹介したサブ的なステージである「未来ステージ」を追加して遊ぶこともできます。
もっとも,後になって進行状況を見ながら遊ぶ・遊ばないを選択できないように,開始時の段階から追加するかしないかを決めておくことが条件とのことです。
こちらはメインコースの帰還/決算マスに繋げて遊び,未来ステージが終わると,そのままメインステージの決算マスに戻ります。
プレイにかかる時間ですが,4人でやった場合,
- メインステージだけで遊ぶ場合:60~90分
- 未来ステージも使った場合:90~120分
となりました。
なかなかのボリュームがあって,がっつり遊ぶことになるので,時間には余裕をもっておきたいものです。
人生ゲームの教育的な価値

この人生ゲームタイムスリップで遊ぶことには,
- お金のやり取りを通して,足し算や引き算に強くなれる
- 過去50年の出来事に詳しくなり,未来に対する危機感も芽生える
- 株券や投資や借金手形の仕組みを多少学ぶことができる
- ○世紀といった言葉に慣れる
- 戦略的にお金を増やそうと頭を使った結果,賢くなる
といったメリットがあります。
もちろん,マスに書かれた文章を無視して,金額にしか注意を払わなかったり,大人が子どもに考える時間を与えないままどんどんゲームを進行させたりしてしまうプレイスタイルだと,こうした教育的な価値は得られないでしょう。
なので,プレイヤーに子どもが含まれる場合には,人生ゲームの知育要素についても考えてみましょう。
気になった建築物や玩具の動画を子どもと一緒になって見てみるのも良い方法です。
まとめ
以上,人生ゲーム タイムスリップのレビューでした。
最後にこれまでの内容のまとめとして,以下にある公式動画をご覧ください↓
遊んでみた感想としては,ちょうど自分たちが生きてきた時代の出来事がイベントマスになっているため,ゲーム中の話題に困ることがないのが良いなと思いました。
もちろん,お金がもらえると純粋に嬉しいですし,逆に結婚に伴う出費の高さや団地購入に伴う家計の圧迫感はまさに現実世界そのものでした。
子どもの様子をみていると,自分が生まれる前の出来事について思いを馳せる経験は新鮮だったようです。
子どもだけでテーブルゲームをする場合,ゲーム機やスマホを使う方が最近は自然なことかもしれませんが,親世代も加わって一緒に遊ぶとなると,やはりこういったアナログ形式の方がわかりやすいように思います。
人生ゲームタイムスリップは未来ステージを加えると,約100年を舞台に遊ぶことができるようになりますし,1度のプレイ時間が2時間かかることもありますから,かなりの時間楽しめるおもちゃと言えるでしょう。
昔に人生ゲームで遊んだ経験がある方は,ルーレットの感触すら懐かしく思えるはずで,以下の宝物カードの絵柄に懐かしさを覚える方ならマストバイと言えます↓

人生ゲームタイムスリップは新品での入手が難しいので,中古店で購入してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。