今回は,くもん出版から発売になっている知育玩具のベストセラーである「日本地図パズル」についてレビューしていきたいと思います。
姉妹品として他に世界地図パズルも発売されていますが,やはりまず最初は国内からということで,早速みていくことにしましょう!
くもんの日本地図パズルとは
- 名称:日本地図パズル
- 発売:くもん出版
- 対象年齢:5歳以上
くもんの日本地図パズルは,遊びながら日本地図が覚えられる知育玩具です。
Amazonのおもちゃランキングでも,だいぶ長いこと上位に顔を連ねていますが,それだけ「日本の地図に関しては大人になる前にしっかり覚えておかないといけない」という危機感が親の頭の中に存在していることの表れでしょう。
確かに日常生活において,県の場所や県庁所在地などが言えないと恥をかいてしまう場面は多いように思います(特に18歳以上になると)。
そういった意味で,今後役立つ場面が多い知育玩具になる可能性は高いでしょう。
まさに「やっててよかった公文式」ですね(笑)
なお姉妹品の世界地図については以下の記事を参考にしてください↓↓
それでは,次章で中身の方を紹介していくことにしましょう。
日本地図パズルのセット内容
- 基本ピース+収納袋
- 発展ピース+収納袋
- パズル台(兼ピース収納ケース)
- 都道府県名 確認地図
- 地形図(兼解説書)
- ひらがなシールと目隠しシール
基本ピースは8つの地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州地方)ごとに色分けされています↓↓
そのため,形だけでなく色もヒントに無理なく日本地図が作れるように工夫されているわけです。
なおこれらのピースが入っているトレイは梱包材なので,捨ててしまって構いません。
次に発展ピースですが,基本ピースの色による区別をなくしたものです↓↓
真っ白なので地味ですが,ヒントがないので学習効果はより高くなります。
なお,どちらのピースも子どもが持ちやすいように工夫されているのは,くもんのこどもえんぴつをレビューをしたときにも感じたことです↓↓
それぞれのピースに収納袋が付いているので,分けて中に入れることもできます↓↓
パズル台はピースの収納ケースも兼ねていて,これら2種類のピースをしまうことができます↓↓
開口部分はやや中途半端な閉まり具合でしたが,スキマに指を入れて開きやすいように計算されているようにも感じます。
「とめる」と書いてある部分を,カチッと言うまで押し込みましょう↓↓
箱が不要なので保存に便利です
折り畳んでしまえるところは,以前レビューしたスタディ将棋(藤井聡太さんが使った将棋盤)とも似ていますね。
「都道府県名確認地図」という付属品は,基本ピースと色を合わせた紙製の日本地図になっており,都道府県以外に県庁所在地について学ぶことができます。
さらにその裏は白地図になっているので,A3サイズでコピーすれば自由研究に使えますし,活躍する場所は意外と多いのではないでしょうか↓↓
東京の鳥がユリカモメだというのは,すっかり抜け落ちていた知識でした。
「地形図」というのは,山・川・湖の場所や大きさ,はたまた半島名などが書かれたシートのことで,裏面は日本地図パズルの解説書になっています↓↓
これはトイレとか遊び部屋に貼っておくと良いかもしれませんね。
最後はひらがなシールと目隠しシールです↓↓
これらの使い方は,次章で解説しましょう。
日本地図パズルの遊び方
本玩具の遊び方ですが,大きく分けて以下の3つができます↓↓
- 基本ピースで遊ぶ
- 発展ピースで遊ぶ
- 応用して遊ぶ
基本ピースを使う場合
1つ目は色分けされた「基本ピース」を使って遊ぶもので,ひらがなシールを貼ることで,漢字の読めない子でも大丈夫です↓↓
パッケージの写真では,県名の漢字の上から貼り付けているのですが,漢字部分を隠す必要はないと思うので,私はルビ的になるようわざとずらして貼り付けました(東京都とかは小さすぎて無理でしたが)。
うっすら県境の線はありますが,しっかりとピースをはめるには,やはり隣接するピースが置いてないと難しいです↓↓
ピース自体はバリが残りそうなところまで丁寧にやすられており,子どもの安全に配慮されています↓↓
触り心地はレゴブロックみたいな感じです。
完成形はこのようになりました↓↓
色がカラフルできれいですね!
発展ピースを使う場合
発展ピースを使った遊び方は,基本ピースを使って日本地図パズルができるようになってきたら挑戦できるいわば「セカンドステージ」に当たる難易度ですが,4歳児のちびっこに買い与えてみたところ,むしろ最初から発展ピースでやりたがりました。
ほぼ目隠し状態ですが,純粋に記憶力,またはパズルとして楽しんでいるようです。
なお,以下の画像では目かくしシールを使って,すでに県名を隠しています(47枚貼るのはやや疲れました)↓↓
これらのシールは特にピースに貼りつきすぎることもなく,糊跡など残さずつるっと取れます。
ところで,沖縄県のみ貼る場所がないのにシールだけ存在するのはミスなんでしょうか。
全部マスキングしてしまうと,パズルとしての難易度がかなり上がったように感じます。
形だけ見せられて「これ,何県?」と子どもに聞かれても,ぱっと答えられないものもありました(佐賀県の方,すみません)。
応用して遊ぶ場合
日本地図パズルをさらに応用して遊ぶ工夫について紹介します。
子どもができないときですが,親がすぐに答えを教えるのではなく,ちょっとしたヒントを出してみましょう。
例えば,「これ(福井県)どこー?」と聞かれた際,「このギザギザしているのはどうしてかな?」と誘導します。
「波が当たるからー」と答えられたら,「そうだね。波で削られたからだよね。もう1つのヒントは,この地域は冬に雪が多いです。」と教えてあげました。
すると日本海側の海岸線を辿り,「こっちのほうー!あったー!」と無事に正しい場所を見つけられたようです。
もう1つはタイムトライアル形式にして,時間内に組み立てるのも楽しいでしょう。
適度な緊張感を加えると,より集中度合いが高まる効果があります。
制限時間内に解くでもいいですし,2人でタイムを競いあってみるのもありです。
実際,スマホゲームでもそういう地図パズルがあります。
もしもグループで遊ぶような時は,各自が何ピースか持って,担当制にするのがおすすめです。
家でやったときは,最後までピースを持っていた人が罰ゲームで片付けをすることに決めました。
日本地図パズルの知育効果
最後に日本地図パズルで遊ぶメリット(知育効果)について考えてみましょう。
1つ目として手先が器用になることが挙げられます。
上の遊び方の説明をする際,県境の線がうっすらしかなくて固定力がないという話をしましたが,キレイにはめ込むためには手先が器用でないといけません。
もちろん集中力も付きます。
特に時間制限などを設けると,一旦始めるとストップできないわけで,ちゃんとはめるには横のピースを微調整する必要があったりもするので,根気強く取り組まなければなりません。
3つ目は特に大きなメリットですが,知識がつくことです。
県の形を理解するのはもちろんですが,一緒に遊びながら,「○○したところだよね」とか「○○ちゃんが住んでるところだよね」などと県別のうんちくを語ったりすることで,興味を持たせながら遊ばせることもできます。
意外と親の方が,各都道府県の意外な形に驚かされたりと,新しい発見があったりするのも面白いです。
その他,発展学習や1人遊びに向いているという魅力もあります。
白地図に色を塗って遊んだり,自由研究にも使えそうです。
純粋にパズルなので,解答(パズルの形があっているか否か)もすぐわかります。
置いておくと,一人で知的に遊んでくれるところも良いところですね。
まとめ
以上,くもんの日本地図パズルのレビューでした。
段階を踏んで,入門から応用レベルまで,徐々にステップアップしていける作りになっているのは,やはりくもんが子ども教育を得意としている由縁でしょうか。
流石,ランキング上位なだけあって,完成度の高い知育玩具だと感じました。
子どもが使うことがよく配慮されています。
最後になりますが,どこまで子どもの興味を引き出せるかは親の手にもかかっています。
是非一緒になって遊び,興味を持たせるきっかけを与えてやってください↓↓
最後までお読みいただきありがとうございました。