今回ですが,ゾイドワイルドより「ソニックバード」をレビューしていきましょう!
なお,私はアニメに登場してくるオリジナルではなく,モンスターハンターとのコラボモデルの方を購入しました。
同じ機体が基になってはいますが,後者は「レウス」と呼ばれるなど,オリジナルのものとは多少の違いがあるため,両者の比較も交えながらみていきたいと思います。
ZW39ソニックバードとは
ソニックバードですが,元々はゾイドワイルドの39作目として発売されました。
アーケオプテリクス種ということで,鳥類と恐竜の中間的な形態を持つゾイドとなっています。

ゾイドワイルドのストーリ的には,制空権をスナイプテラから取り戻すために開発された機体で,あちらが赤いカラーリングであるのに対し,ソニックバードは青い色合いが対照的になります。
どの個体も進化解放ができますが,こちらは翼のA-Zウイングソードと尾翼のラダーソードの2つの刃で敵を切り裂く「スカイスラッシュ」がウリです。
オリジナルの機体が発売されたのは2020年のことでしたが,それから約4年が経ち,モンスターハンターとのコラボで赤い機体のソニックバードが登場しました↓
なお,ゾイドは40周年,モンハンは20周年を迎えています。
新機体は「レウス」と呼ばれ,全く別の世界線に存在するZOIDSです。
ストーリーを確認してみると,
21XX年の地球にモンスターとアイルー(猫のような見た目をした,モンハンのマスコット的存在)が迷い込み,アイルーがモンスターを狩るために対モンスター専用のゾイドを使った
と記されています(組み立てマニュアルを要約)。
ちなみに,このレウスは対リオレウス狩猟ゾイドとして改造を施され,A-Z対空4連装砲と全天候型ハイパワーブースター,そしてA-Z超電磁ブレードを追加で備えているのが特徴です(サブ武器としてA-Zインパクトキャノン砲も付いてきました)。
デザインは敵であるリオレウスのものに寄せたものとなっており,ゴジラとメカゴジラのような関係です。
名前の由来もリオレウスから来ていることは明らかでしょう。
機体各所に火炎耐性が持たせてある他,尻尾部分で加速や砲撃・近接攻撃を行うことができます。
リオレウスもまたモンハンを代表する飛竜で,ほとんどの作品に登場しており,今回のレウスに近い見た目をした個体も簡単に見つけられるはずです↓
以下にオリジナルとの機体性能を比較してみましょう↓
オリジナル | レウス | |
全長 | 8.9m | 9.5m |
全高 | 4.5m | 4.5m |
体重 | 39.8t | 45.7t |
MAX速度 | 552km/h | 582km/h |
武装を積んだ分,重くなってしまっていますが,空中戦かつブースターもあるので,レウスの方が上位互換であると言えます。
ちなみに進化解放技名も,レウスのものは「ファイアースカイスラッシュ」とパワーアップしていました。
ソニックバードレウスの組み立て
本章ではレウスのものを組み立てていきますが,オリジナルのものと武装とカラーリング以外に大差はありません。
全体的に赤色の配色が多く,キャップやゾイド乗りまで赤いです。
とはいえ,赤でないパーツも時折見られ,それが良い意味でアクセントになっています↓
後発のコラボモデルだけあって,塗り分けられたカラーリングなどにこだわりを感じますが,個人的にはミルクティーのような色合いや,朱色に近いやさしげな色合いが特に気に入りました。
メカメカしいZOIDSらしさも背中部分に確認できています↓
鳥らしく,脚はシュッとしており,カギ爪部分は細く広がっているのも特徴的で,顔は凶悪ながらもどこかヒヨコっぽい,なんともまぁ可愛らしい骨格形態が復元できました↓
組み立てていて気づいた点としては,「単にパーツを乗っける→次の手順で固定する」という作業が比較的多かったことでしょうか。
とはいえ,ここまでの作業時間としては10分もかかっていません。
続いて装甲の方を付けていきますが,赤×黒のカラーリングが目を惹きます↓
その一方で,モンハンのリオレウスを彷彿させる青い眼が良いですね。
この色には何か特別な魅力があるようで,ブルーアイズと言えば,遊戯王では特別なカードとなっています。
ヘッドパーツを付けた途端に格好良くなりましたが,A-Z超電磁ブレードでオリジナルの倍くらいに広げられた翼を取り付けてようやく完成です↓
よくみると,パール塗装なのでしょうか,マットな色合いになっていることがわかります。
ちなみに動作は
- 歩行モード
- 飛行モード
の2種類があり,後者の状態で後者はA-Zウイングソードとラダーソードを展開して進化解放を再現するとかなりのボリュームです。
本体の大きさ的にはビーストライガーやガトリングフォックスなどと同じ中型ゾイドになります。
ソニックバードレウスの動作
さて,このソニックバードですが,特にレウスは尾部に武装を多く積んでいるからか,動作があまり安定しません。
飛行モードではそもそも歩かせることを想定していないのかもしれませんが,すぐに後ろ側にひっくり返ってしまいます。
また,歩行モードも工夫なしでは倒れやすかったです。
具体的にはA-Z超電磁ブレードを地面にべったり付くように折り曲げるようにして,ようやく安定して歩けるようになりました↓
羽の先端部分を引きずっている音が聞こえるはずです。
また,飛行モードもなんとか歩かせられないかと思い,そちらはより前方に重心が来るよう,追加武装であるA-Zインパクトキャノン砲を取り付けることで対応しています。
付ける位置としては脚部分と翼部分の2つが候補として考えられ,両者ともに,見た目や動作の点で長所と短所があるように感じました。
脚部分に付けたときの動作はこちら↓
両手に槍を持って突撃するような雰囲気です。
実際,飛行モードなのに歩いているという矛盾を犯していることになるので,違和感が出てしまうのも無理もないのでしょうが。
一方で,翼部分にキャノン砲を取り付けてみた時の動作はこのようになります↓
こちらはまるで,いないないばあをしているみたいです。
もっとも,より外側に開いた状態で取り付けるなどと改良する余地はあります。
静止して飾っておく分には後者の見た目が気に入りました。
ただし,これらの工夫を加えた上でもなお,スイッチの入れずらさやパーツの外れやすさなど,ソニックバードの動作面での完成度はイマイチであると言わざるを得ません。
A-Zウイングソード(B14やB17)は展開する際に必ずと言ってよいくらいには外れてしまいますし,B18パーツも動作開始や終了時に掴んだ際に取れやすいと感じます。
とはいえ,動かさないで鑑賞する分には何ら問題はありませんし,先の工夫により,いずれのモードにおいても倒れずに歩けるようになったことは確かです。
これから触っていけば触っていくほどに,このソニックバードの扱いにもより慣れてくるでしょう。
是非みなさんも色々と試してください!
まとめ
以上,ゾイドワイルドからソニックバードのレビューでした。
主にレウスの感想にはなってしまいましたが,後発のモデルでコラボモデルとあって,色合いや武装によりこだわりが感じられ,見た目にも優れていたように思います。
発売からしばらくは在庫もありそうですし,入手難易度は簡単な部類に入るでしょう↓
モンハンとのコラボはソニックバードレウス以外にビーストライガー禍鎧も出ています。
併せて飾ってみるのも良いかもしれません。
次はデスザウラーかコアボックスのレビューでお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。